“Travels” (1982) Pat Metheny Group
Pat Metheny (guitars)
Lyle Mays (piano, synthesizers, organ, autoharp, synclavier) Steve Rodby (bass) Dan Gottlieb (drums)
Nana Vasconcelos (percussion,voice,berimbau)

パット メセニー

 ここまでの爽やかフュージョン路線、集大成のライブ盤。
 後のライブ”The Road to You” (1991)や"The Way Up" (2003,2004)のライブDVDと比べてしまうと、決して派手ではないし、シンプルなのだけども凄い演奏。
 Pat Metheny Groupだけでなく、“80/81” (May.1980)、“As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls” (Sep.1980)からの選曲、Nana Vasconcelosも参加しています。
 それらの多様な色合いがスッキリとまとまった感じですが、ライブだけにソリッドなテイスト、ハイテンション。
 これでもかこれでもかと爽やかな怒涛のような演奏集。
 ヒット曲“Are You Going with Me?”で始まり、半数ほどの新曲を交えつつ、名曲“San Lorenzo”で締める完璧な構成。
 ライブながら一糸乱れぬ演奏。
 Nana Vasconcelosのパーカション、妖し気な声、後に繋がる幻想的なボイスのブラジル風味も要所でいい感じで効いています。
 どの曲もカッコいいのですが、白眉はこのアルバムだけに入っている”Straight on Red”。
 基本はサンバだけども、不思議なリズム、メロディーの置き方。
 アバンギャルドなんだろうけど、いかにも楽しそうでノリノリの曲。
 ラテンなLyle Maysのピアノも最高。
 実は凄い曲、凄い演奏なのでは・・・
 快進撃はまだ続く、というより、むしろこれから。
 凄いバンド、第一期完結。




posted by H.A.