“Canteiro” (2010, 2011) André Mehmari
André Mehmari (piano, etc.)
Chico Pinheiro (guitar) Hamilton de Holanda (bandlin) Neymar Dias (bass) Ricardo Curz (bass) Sérgio Santos (guitar) Sérgio Reze (drums) Éser Menezes (oboe) Teco Cardoso (flute) Orquestra a Base de sopro de Curitiba and others
Vocals:
André Mehmari, Mônica Salmaso, Sérgio Santos, Silvio Mansani, Carlos Aguire, Antonio Zambujo, Mateus Sartori, Claudio Nussi, Luciana Alves, Tiago Pinheiro, Simone Guimarães, Ná Ozeetti, Leandro Maia, Luiz Tatit

アンドレ メーマリ


 ブラジルのピアニストAndré Mehmari、とても優雅なボーカルアルバム。
 自分でも歌っていますが、曲ごとに別のゲストを迎えた豪華2枚組、26曲+ボーナストラック4曲。
 とりあえずMPBにカテゴライズするしかなさそうですが、全体の質感はポップスとクラシック、ジャズ、その他諸々が入り混じった音楽。
 イメージだけですが、ミナス系ポップス50%、クラシック度30%、残りがジャズその他、そんな感じ。
 この人の拠点はサンパウロ?、サンパウロ系とかってのもあるのかな?
 それともこの人だけのAndré Mehmari系・・・?
 全編オリジナル曲。
 全体的にはいつもの柔らかで強い浮遊感のミナスっぽい香りが漂っています。
 演奏は一部を除いてコンボ、ボーカリストは本人含めてポップス畑の人中心でしょうから、ちょっと面白い質感。
 クラシックかなあと思っていると、しばしばポップス、その他の風が吹いてくる。
 オーガニック・クラシックポップスとか、そんな感じ。
 厳めしい感じではなく、ジャケットを飾っている水彩画、そのままの音。
 これが元々やりたかった音楽なのかもしれませんね。
 少しセンチメンタルで郷愁感が漂うメロディ。繊細な音使い。
 この辺りまではいつも通り。
 ビート感、グルーヴは控えめ、インプロビゼーションは前面には出てきません。
 各者とも丁寧な歌唱。
 多彩で複雑、優雅なメロディ、そのボーカルと柔らかなアンサブル。
 私などは、ついついジャズ的ギターのChico Pinheiro、儚いブラジル的voiceのLuciana Alvesの参加する3曲に惹かれてしまいます。 ボーナストラックの2曲など、ピアノも含めて、静かながら素晴らしい演奏だったり・・・
 さておき、この人の音楽を聞いていると、強烈なインプロビゼーションを求める音楽は古くなったのかなあ・・・などと思ったりもします。
 圧倒的な演奏力は抑えて、メロディ、アンサンブル、歌詞を含めた歌で何かを表現しようとしているのでしょう。
 故郷の景色なのか、過去の思い出なのか、その他諸々、何なのかはわかりません。
 ただ、何か懐かしいモノなのだろうことは強く感じます。違うのかなあ・・・?
 手に入れたのはブラジル盤、ポルトガル語はわかりません。
 歌詞の翻訳がついている日本盤にしとけばよかった・・・




posted by H.A.