“Novos Alvos” (2009) Ana Costa
Ana Costa (vocal, guitar) and others

Novos Alvos
Ana Costa
Rip Curl Recordings
2009-05-22
アナ コスタ

 現代サンバの女性ボーカルAna Costa、第二作。
 素朴さと洗練がいい感じでバランスした音。
 ネイティブなサンバから現代ポップス風味、ボッサ風味まで、さまざまな音。
 素直な感じの構成のデビュー作に対して、本作はいきなりノリノリの大合唱。本人も表面には出てきません。
 ベースレス、カバキーニョ?とパーカッションと声だけ。これがプリミティブな感じでカッコいい。
 新機軸か?と思いきや、後続はデビュー作を踏襲、電気楽器やホーンも入る洗練された現代サンバと伝統的なイメージが交錯する構成。
 最後はパーカッションと声だけ、プリミティブな感じの大合唱で締め。
 ほどほどポップなのだけども行き過ぎていないし、古いようで今風。
 電気楽器が混ざってもあくまでアコースティックな質感。
 自然で優しげな声とギター、パーカッション、ホーンが入ったりしても決してうるさくはならない。
 ボッサよりも少々元気で華やか。
 でももちろんブラジル音楽特有の柔らかさ、そこはかとない哀愁感。
 内にこもる印象のボッサに比べて、エネルギーが外に出てくる感じ。でもなぜか哀愁感。
 その微妙で複雑な加減が何ともいえず心地いい。
 聞いているとなぜか前向き。
 「まあいろいろあるけど難しいこと考えないで気楽にいきましょう・・・」そんな感じの音。
 疲れた時の清涼剤。
 サンバ独特のサビのリフレインは効くなあ。





posted by H.A.