“Back Hand” (Oct.1974) Keith Jarrett
Keith Jarrett (piano, flute, percussion)
Dewey Redman (tenor sax, musette, percussion) Charlie Haden (bass) Paul Motian (drums, percussion) Guilherme Franco (percussion)

バックハンド
キース ジャレット




 アメリカンカルテット+α、やんちゃなKeith Jarrett。
 あの沈痛な名作”Death and the Flower”(1974)と同セッション。
 明るいムードのジャンプチューン2曲に、長尺なフリー~民族音楽風、ルバートでのバラード。
 ”Death and the Flower”と同セッションとは思えない構成、印象ですが、本作のそれぞれの曲の要素が組曲”Death and the Flower”にギュッと詰め込まれているイメージ。
 いろんなことをやりたくて、それらを曲ごとに分けたのが本作。
 集約したのが組曲”Death and the Flower”、他深刻系を2曲選んだのがあのアルバム、といった感じなのでしょうかね。
 ピアノは相変わらずの絶好調。
 なにせ、あの“The Köln Concert” (Jan.1975)のわずか3カ月前。
 ほぼ全編ルバート、強烈な浮遊感、セルフカバーのバラード”Vapallia”がカッコいいなあ。
 ”Facing You” (1971) のバージョンよりいいかも。
 長尺でドラマチック、あのKeithの「様式美」に入るか?!と思っていると、平和に終わってしまうのが惜しいところ。
 この演奏だけでも聞く価値ありの名曲、名演。
 何をやってもカッコいいこの期のKeith Jarrettな一作。




posted by H.A.