”To Jobim with Love” (From Ton to Tom) (1998) Toninho Horta
Toninho Horta (guitar, vocal)
Gary Peacock (bass) Dave Kikoski (piano) Gal Costa (vocal) Bob Mintzer (sax) and others

To Jobim With Love (Dig)
Toninho Horta
Resonance Records

トニーニョ オルタ

 Toninho Horta、豪華ゲスト、ストリングスを従えたJobimトリビュート。
 彼にしては珍しいオーソドックスな現代的ジャズボッサ。
 代表曲中心の選曲、とても律儀でキチンとしたアレンジ。
 ストリングス、ホーン、ゲストの絡め方もあくまでサラリと上品に。
 さて、普通の人だとありきたりになってしまいそうですが、この人ならばそれだけで素晴らしいアルバム。
 ふわっとしたボイスはいつも通りだし、あの艶やかで丸っこいクリーントーンのエレキギターが前面に出ているし。
 バンドは上品にグルーヴ、インプロはどれもカッコいい。
 唯一の欠点は、本人が音を出していないと誰のアルバムかわからなくなること・・・
 案外、一番わかり易いToninho Hortaかも。
 とても完成度の高いカッコいいジャズボッサアルバム。




posted by H.A.