”Magico” (Jun.1979) “Folk Songs” (Nov.1979) Charlie Haden, Jan Garbarek, Egberto Gismonti
Charlie Haden (bass) Jan Garbarek (saxophone) Egberto Gismonti (guitar, piano)

Magico
Universal Music LLC
1986-06-26
 チャーリー ヘイデン 
 ヤン ガルバレク 
 エグベルト ジスモンチ 

Folk Songs
Universal Music LLC
1986-06-26


 ECMオールスターの多国籍スーパーバンド。
 静謐で幻想的、寂寥感にあふれる音空間。
 Charlie HadenはKeith Jarrettのバンドが終了し、オーネット・コールマン色の強い“Old And New Dreams” (Aug.1979)の制作前後。
 Jan Garbarekは名作“Photo With ...” (1978)の制作を終え、Keith Jarrettとの最終共演?”Nude Ants” (May,1979)のライブの直後。
 Egberto Gismontiは名作“Solo” (1978)を作り、“Saudades” (Mar.1979)Naná Vasconcelosの制作サポート直後。
 Jan Garbarek、Egberto Gismonti は“Sol Do Meio Dia” (1976) Egberto Gismontiで共演済、といった状況。
 全員が上り坂の絶好調期。
 楽曲提供も分け合い、三者対等。
 フロントに立つJan Garbarekが目立ちますが、土台が異なるだけに彼の作品とは全く異なるムード。
 事実上のリーダーはCharlie Hadenなのかもしれませんが、オリジナル曲なども含めて、全体のムードは背景を作るEgberto Gismontiの色合いが強いのでしょうかね。
 ”Magico”の最終曲、”Palhaço”が、Keith Jarrettの名曲”My Song”,”Country”が重なってきたりもします。Keith Jarrettを含めた四者相互の影響は・・・なんてことも気になります。
 さておき、全て名曲名演、Charlie Hadenの作るゆったりとした土台の上に、Egberto Gismontiが幻想的な背景を作り、Jan Garbarekが旋律を奏でる・・・やはり三者対等なのでしょう。
 三者共通するのは悲し気でとても美しいメロディ、さらに幻想的な音を作れること。
 三者三様の哀感と幻想の絡み合い。
 静かで不思議な音空間。
 難解さはありませんが、とても幻想的。
 アーティスティックでクリエイティブな作品。
 ライブでの名演“Magico:Carta de Amor”(1981)も含めて、どの作品も甲乙つけがたい名作。


 

posted by H.A.