“Infância” (1990) Egberto Gismonti Group
Egberto Gismonti (piano, guitars)
Nando Carneiro (synthesizers, guitar) Zeca Assumpção (bass) Jacques Morelenbaum (cello)

Infancia
Egberto Gismonti
Ecm Records

エグベルト ジスモンチ

 コンボ編成、室内楽的なEgberto Gismonti。
 少人数のコンボですが、シンセサイザー、ボウイング中心の弦楽器により、オーケストラと共演しているようなゴージャスさ。
 もちろんジャズではありませんし、クラシックでもない、ブラジル系ポップスでもない、それらの要素がベースのこの人ならではの音楽。
 テーマ提示~アドリブではなく、複雑に構成され、さまざまな方向に展開する楽曲。
 編曲、弦楽器の使い方、リズム含めて、クラシック~現代音楽寄り。
 幻想的なギターの背景に加えて、ベースがキチンとした展開の土台を作り、その上でギター、ピアノ、チェロがメロディを紡ぎ、自在に動く。
 計算し尽くされたアンサンブルなのでしょう。
 結果としてはきちんとまとった音楽の印象。
 緊張感は高いのだけども、全体的には明るく前向き。
 幻想的なギターの後には明快なピアノ、など含めてアルバムの展開がはっきりしていているし、メロディもキャッチーなものが多く、聞き易くもあります。
 スリリングなアップテンポもいいですが、いくつかの優雅なバラードなどは絶品。
 ECMでの録音では異色な明るく優しいGismonti_Music。




posted by H.A.