“Circense” (1980) Egberto Gismonti
Egberto Gismonti (piano, electric piano, organ, guitar, flute, voice)
Shankar (violin) Mauro Senise (saxophones, flute) Robertinho Silva (drums, percussion) Luis Alvés (acoustic bass) Benito Juarez (conductor)

エグベルト ジスモンチ

 このアルバムのGismontiさんは明るくて楽しげ。
 サーカスがテーマなのでしょう、まさにそんな音。
 もちろん曲や演奏はGismontiさんそのものだけども、深刻さ、厳しさが薄らいで、明るさ、優しさが前に出ている感じ。
 カラッっとした感じの録音もそれを助長しているのでしょう。
 現在の音源の配給はECMからのようですが、録音、プロデュースがECMではないからなのでしょう。
 ”Karate”なんてタイトルの能天気な感じの超高速曲から始まりますが、それは冒頭曲のみ。
 全体的には少々の翳りとブラジルらしい郷愁感、エキゾチシズム、幻想的なムードが漂っています。
 コンボ編成+ストリングス等。
 本人はギター、ピアノが半々。
 テンションは低くないですが、キツい感じはありません。
 後の“Em Família” (1981)と同様に、子供の声とかも入っていますので、それをイメージした作品なのでしょう。
 ”Mágico”、”Palhaço”といった定番曲に加えて、ふわりとしたボーカルナンバーもあり、なかなかいい味です。
 ECMでは歌わせてもらえないのかな?
 Eicherさんは自由にやらせてくれる・・・とどこかで読んだような気もしますが・・・
 といったところで、ブラジルのレーベルでの作品と、ECMでの作品ではイメージが違ってきます。
 優しくて前向き~激烈フュージョンまで、ハチャメチャなブラジル制作と、キチッとしていて緊張感の強いECM制作。
 どちらがいいかはお好み次第。




posted by H.A.