"Standards Live" (Jul.1985) Keith Jarrett
Keith Jarrett (piano) Gary Peacock (bass) Jack DeJohnette (drums)

standards live
keith jarrett trio
ecm

キース ジャレット

 Keith Jarrettスタンダーズ、“Standards, Vol. 1” (1983)の二年後のライブ録音。
 後はライブ録音中心、これがその端緒。
 最高のジャズスタンダード演奏。
 シンプルなアレンジ(というかアレンジはしていないのでしょう)で演奏するのみ。
 それだけで誰も近づくことができそうにない素晴らしい演奏。
 次々に現れる美しいフレーズ、スローではタメを効かせて、アップになれば強烈な疾走。
 それにフレキシブルに反応するベースとドラム。
 全体を流れる心地よい揺らぎ。
 ハイテンションで激しいようで繊細な音。
 さらにライブながらECMならではの美しい録音。
 すごいアルバムです。
 が、“Standards, Vol. 1”、“Standards, Vol. 2” 、“Changes”(Jan.1983)とは少し印象が違います。
 それらのアルバムには何かがヒタヒタと迫ってくるような緊張感、耽美、内省、沈痛な感じ、あるいは冷たく沈んだ空気感がありました。
 触ると切れてしまいそうなというか、怖いというか、そんな感じ。
 このアルバムは、ライブゆえも含めてか、温度感が上がり、全体を通じて明るく開放的な雰囲気。
 リラックスして気楽に聞けるKeith Jarrettスタンダーズ。 
 その端緒。




posted by H.A.