“Changeless” (Oct.1987) Keith Jarrett
Keith Jarrett (piano)
Gary Peacock (bass) Jack DeJohnette (drums)

Changeless
Keith Jarrett / Jack DeJohnette / Gary Peacock
Ecm Records

キース ジャレット

 Keith Jarrett Standardsのインプロビゼーション集。
 "Standards Live" (Jul.1985)、"Still Live" (Jul.1986)の後、ソロ作品"Dark Intervals" (Apl.1987)と同年。
 インプロビゼーション集というより、オリジナル曲演奏集なのでしょう。
 明確な「曲」、それもどれもがとてもセンチメンタルで美しいメロディ。
 強烈なドライブ感と揺らぎ、目くるめくようなインプロビゼーションはそのままに、キッチリとまとまっている感じは、“Changes” (1983)と比べた場合も完成度は高いようにも感じます。
 が、少し前までには感じられた「何か」が薄らいできたようにも。
 ヒタヒタと迫ってくるような緊迫感、耽美、内省、沈痛な感じが弱くなったというか、何と申しましょうか・・・
 変化があるとすれば、その要因は「メロディ」なのか「リズム」なのか「構成、様式」なのか、あるいは「狂気」や「凄み」のようなものなのか、はたまた「温度感」なのか、それともライブ録音だからなのか・・・、わかりません。
 本作も素晴らしいピアノトリオ、ハイテンションな演奏。
 が、私にとって特別なKeith Jarrett Standardsはここまで。
 以降も素晴らしい作品がまだまだ、今に至るまで続くことは申し上げるまでもありません。





posted by H.A.