“Standards, Vol. 1” (1983) “Standards, Vol. 2” (1983) Keith Jarrett
Keith Jarrett (piano)
Gary Peacock (bass) Jack DeJohnette (drums)

キース ジャレット


 ピアノトリオの最高峰の一つ、に異論はありません。
 スタンダード曲をピアノトリオで演奏したアルバムは何万枚もあるのでしょう。
 でもこのアルバムは何かが違います。
 有名曲ばかりだし、アレンジが変わっているのではなく、むしろシンプルで自然。
 静謐な中での緊張感と、とてつもなく美しい音。
 結局、このアルバムの凄みの源泉は、なんなのでしょうかね?
 バンドとしての、あるいは個々のプレーヤーの絶頂期ともいえる演奏力に拠るものなのでしょうか?さて・・・?
 同メンバーの”Tales Of Another”(1977)と比べても甲乙つけ難し。
 テンションの高さはあちらが上かもしれませんが、スタンダード曲で聞きやすくなっている分、こちらの方が楽に聞けるのでしょう。
 いずれもKeithさんのピークの一つ。
 さて、スタンダード曲の演奏も素晴らしいのですが、願わくば、1970年代のピアノソロなどで湧き出すように生まれていたような甘美なメロディ、オリジナル曲、ドラマチックな様式美をトリオ、あるいは別の編成で・・・
 と、期待するのは聞き手のわがままなのでしょうね・・・と思って早30年余・・・




posted by H.A.