“Sleeper” (April,16,1979)
“Personal Mountains” (April,16-17,1979) Keith Jarrett
Keith Jarrett (piano, timbales, percussion)
Jan Garbarek (saxophones) Palle Danielsson (bass) Jon Christensen (drums, percussion)

キース ジャレット
Personal Mountains
Keith Jarrett
Ecm Records

キース ジャレット

  “Nude Ants:Live At The Village Vanguard” (1979)と同時期、同メンバーの東京でのライブ録音。
 が、それぞれ全く質感が異なる音。“Nude Ants”含めて三者三様。
 最も後にリリースされた“Sleeper”は、“Nude Ants”をよりスッキリさせた感じ。
 音のイメージは”Personal Mountains”に近いのだけども、もっと自然な感じ。東京公演の一日目のステージをそのまま収めたのかな?
 “Nude Ants”のザラザラとした感じが無くなり、聞き易くなったうえに大作感も十分。
 インプロビゼーションの凄味は“Nude Ants”の方が上でしょうが、取っつきやすいのは“Sleeper”。
 一方、”Personal Mountains”は、東京公演の二日目中心。綺麗にまとまった部分のみを切り出した感、無きにしも非ず。
 それはそれでスッキリしていていい感じ。
 “Sleeper”, “Personal Mountains”、一日違い、あるいは同日の音源のはずなのに摩訶不思議。
 好みもあるでしょうが、作品としては”Personal Mountains”が一番まとまっているのでしょう。
 美しいピアノとテンションの高いサックスが前面に出たミックス。
 おそらく過激で混沌な部分は圧縮され、アップテンポあり、バラードありのジャズバンドとしての整った構成に仕上がっています。
 コンパクトにまとまった“Innocence”など、あの”My song”みたいだし、続いて最後はとても前向きな演奏で締めてくれているしね。
 でも“Sleeper” の”So Tender”の爽やかなノリ~穏やかな祈りのようなエンディングもいいなあ・・・
 結局どれもいいということで・・・。




posted by H.A.