“Shades” (1975) Keith Jarrett
Keith Jarrett (piano etc.)
Dewey Redman (saxophone) Charlie Haden (bass) Paul Motian (drums) Guilherme Franco (percussion)

Shades
Universal Music LLC
キース ジャレット



 Keith Jarrettアメリカンカルテット+α、これまた名作。
 ”Mysteries”(1975)と同セッションでしょうか?
 こちらはオーネットっぽい曲やら、フリージャズやら、アメリカ南部~フォーキーなロック風やら、いろんな要素がてんこ盛り。
 白眉は”Rose Petals”。
 これまた全編ルバートでのバラード。
 前掲の”Mysteries”タイトル曲に勝るとも劣らずドラマチック。
 漂うビートの上で、乾いた音のサックスが美しいピアノの流れに絡みつく。
 ピアノソロでは次から次へ、これでもかこれでもかとカッコいいフレーズを連発。
 汲めども尽きない・・・といった表現がピッタリ。
 これまた美しく、悲しく、妖しく、そして激しい・・・でも、このアルバムはちょっと明るめな感じ。
 前年のセッション“Death and the Flower” ,“Back Hand”(Oct.1974)の組み合わせを再現しようとしたのかな?
 いずれにしても、この時期のKeithさん、なにやっても凄いや。




posted by H.A.