“Mysteries” (Dec.1975) Keith Jarrett
Keith Jarrett (piano, etc.)
Dewey Redman (saxophone) Charlie Haden (bass) Paul Motian (drums) Guilherme Franco (percussion)

Mysteries
Keith Jarrett

キース ジャレット


 Keith Jarrettアメリカンカルテット+α、名作Death and the Flower”(Oct.1974)から約一年後の作品。
 これも名作、隠れた名アルバム。
 白眉は名曲”Everything That Lives Laments”の名演。
 名曲名演”Death and the Flower”をコンパクトに絞り込んだ感じ。
 厳かなメインテーマ、探るようなベースソロから、ピアノによる、とても短く、とてつもなくも美しいサブテーマ。
 探るような、もがくような、それでも美しいピアノ。
 さらに、乾いた音色、ハードボールドでドラマチックなサックス。
 最後はお約束のゴスペルチック(今回はハードロック調?)な展開を経て、全員ブチ切れつつドカーンと盛り上がり、大団円。
 これまた、Keithさんの様式美。
 どこかで聞いた展開、どこかで聞いたようなフレーズ満載ながら、何度聞いても飽きません。
 さらにタイトル曲の”Mysteries”は15分超、全編ルバートのバラード。
 ピアノがキレまくり、ドラマチック、鬼気迫るというか・・・、長尺ながらまだまだ続いて欲しいと思う素晴らしさ。
 ラフなようで、狂気に満ちたようで、緻密な計算があるような。
 美しく、悲しく、妖しく、そして激しい名作。




posted by H.A.