“Belonging” (April, 1974) Keith Jarrett
Keith Jarrett (piano)
Jan Garbarek (tenor, soprano sax) Palle Danielsson (bass) Jon Christensen (drums)
キース ジャレット
Keith Jarrettヨーロピアンカルテット、デビュー作。
ぶっ飛んだ感じのアメリカンカルテットに対して、明るく健全な感じのヨーロピアンカルテット。
薄暗い地下室で叫ぶアメリカンカルテットに対して、爽やかな風が吹く草原、あるいは、柔らかな日の差す洋館でアートしました、ってな感じでしょうか。
後のライブとか、メンバーの他作品での暴れっぷりからすると実際は違っていたんでしょうけど。
明るく健全、と言ってもKeithさんの中での相対であって、普通のジャズからすると十分に斬新。
ブルース色は全くないし、8ビート中心だし、全編ルバートっぽいバラードとかも既に出てきているし、その他諸々、過激ではないけども、普通ではない感はたっぷり。
さらに透明度の高い録音も手伝って瑞々しい空気感。
Jan Garbarekもこの時点ではまずまずオーソドックス、まずまず爽やか。
先に録音した、ピアニストだけが違うリーダー作”Witchi-Tai-To” (Nov.1973)よりも抑えた演奏に聞こえます。
当のKeithさんも同じく、まずまずオーソドックス。過激さは抑えて、端正な演奏。
それでも凄いのは、何をやっても凄くなる絶好調期に入っていたのでしょう。
ジャズピアニストの若きKeithさん、その凄さを聞くにはちょうどいいアルバムかも。
うーん。やはり普通じゃないか・・・
posted by H.A.
Keith Jarrett (piano)
Jan Garbarek (tenor, soprano sax) Palle Danielsson (bass) Jon Christensen (drums)
キース ジャレット
Keith Jarrettヨーロピアンカルテット、デビュー作。
ぶっ飛んだ感じのアメリカンカルテットに対して、明るく健全な感じのヨーロピアンカルテット。
薄暗い地下室で叫ぶアメリカンカルテットに対して、爽やかな風が吹く草原、あるいは、柔らかな日の差す洋館でアートしました、ってな感じでしょうか。
後のライブとか、メンバーの他作品での暴れっぷりからすると実際は違っていたんでしょうけど。
明るく健全、と言ってもKeithさんの中での相対であって、普通のジャズからすると十分に斬新。
ブルース色は全くないし、8ビート中心だし、全編ルバートっぽいバラードとかも既に出てきているし、その他諸々、過激ではないけども、普通ではない感はたっぷり。
さらに透明度の高い録音も手伝って瑞々しい空気感。
Jan Garbarekもこの時点ではまずまずオーソドックス、まずまず爽やか。
先に録音した、ピアニストだけが違うリーダー作”Witchi-Tai-To” (Nov.1973)よりも抑えた演奏に聞こえます。
当のKeithさんも同じく、まずまずオーソドックス。過激さは抑えて、端正な演奏。
それでも凄いのは、何をやっても凄くなる絶好調期に入っていたのでしょう。
ジャズピアニストの若きKeithさん、その凄さを聞くにはちょうどいいアルバムかも。
うーん。やはり普通じゃないか・・・
posted by H.A.