“Solo Concerts:Bremen and Lausanne” (1973) Keith Jarrett
Keith Jarrett (piano)
キース ジャレット
Keith Jarrettのお気に入りの時期のアルバムシリーズ。
第一弾は、ピアノソロ、初期の名演奏。
冒頭曲、これはあの”Köln Concert”(1975)の原型、1970年代のKeithの「様式美」。
インプロビゼーションとは思えないほどの完成度の甘いメロディ、バラード~思索的展開を経てゴスペルチックな昂揚でのエンディング。
微塵の淀みもない美しく鋭いインプロビゼーション。Keithの音楽のショーケース。
同時期のAmerican Quartet”Death and Flower”(1974)なども、全く異なるようで、実は似た構成。
沈痛で激烈な“The Survivor's Suite” (1976)も遠くないし、“Eyes of the Heart” (1976)もそれになりそうでなりきらないイメージ。
ソロ作品の“Sun Bear Concerts” (1976) などはCD6枚分、5ステージ、全て完璧とも思えるこの様式。
当時のKeithさんの頭の中では常にこの構図が流れていたのでしょうねえ。
その「様式美」がここのあたりで完成していたのでしょう。
また、ピアニストとしても同じくこのあたりで完成していたのでしょう。
美しいタッチ、繊細~ダイナミックな抑揚、スローでは微妙なタメを聞かせながら、ミディアムからアップになれば強烈な疾走感。 この時点でカッコいいところが全部出来上がっているように思います。
とにもかくにも、最高のピアノミュージック、その1。
とても40年前の音には思えません。
posted by H.A.
Keith Jarrett (piano)
キース ジャレット
Keith Jarrettのお気に入りの時期のアルバムシリーズ。
第一弾は、ピアノソロ、初期の名演奏。
冒頭曲、これはあの”Köln Concert”(1975)の原型、1970年代のKeithの「様式美」。
インプロビゼーションとは思えないほどの完成度の甘いメロディ、バラード~思索的展開を経てゴスペルチックな昂揚でのエンディング。
微塵の淀みもない美しく鋭いインプロビゼーション。Keithの音楽のショーケース。
同時期のAmerican Quartet”Death and Flower”(1974)なども、全く異なるようで、実は似た構成。
沈痛で激烈な“The Survivor's Suite” (1976)も遠くないし、“Eyes of the Heart” (1976)もそれになりそうでなりきらないイメージ。
ソロ作品の“Sun Bear Concerts” (1976) などはCD6枚分、5ステージ、全て完璧とも思えるこの様式。
当時のKeithさんの頭の中では常にこの構図が流れていたのでしょうねえ。
その「様式美」がここのあたりで完成していたのでしょう。
また、ピアニストとしても同じくこのあたりで完成していたのでしょう。
美しいタッチ、繊細~ダイナミックな抑揚、スローでは微妙なタメを聞かせながら、ミディアムからアップになれば強烈な疾走感。 この時点でカッコいいところが全部出来上がっているように思います。
とにもかくにも、最高のピアノミュージック、その1。
とても40年前の音には思えません。
posted by H.A.