“Live in Tokyo” (1972) Weather Report
Josef Zawinul (Electric piano, piano) Wayne Shorter (Saxophones) Miroslav Vitous (Bass) Eric Gravatt (Drums) Dom Um Romão (Percussion)
ウェザー リポート
Weather Report、もう一枚のライブアルバム。
前掲までのアルバムとは全く異なる質感の初期の作品。
1969-70年ぐらいのエレクトリック・マイルス大好き人間としては、これもお気に入り。
ちょっと硬質に感じるスタジオ録音作品に比べて、ライブではエネルギー放出型ジャズ。
基本的にはシリアスでハードなジャズ、ダークで妖しいムード。
リズムもさることながら、明確でキャッチーなメロディがないことが以降との明確な違いなのでしょう。
でもエレクトリック・マイルス好きのジャズファンからすればこれがいいんじゃん、と思ってみたり。
確かに中期以降のアルバムは明るいし、メロディが明確でポップだし、ノリは軽いし、聞きやすいのは確か。
深刻系で強い緊張感、全く明るくないこのアルバムをニコニコしながら聞いてたらちょっと変だもんね。
でもこの時代ならではのハードな雰囲気は魅力的だし、時代とともに生きたこのバンドの面白さはここが起点。
Wayne Shorterに着目してみると、あのマイルスバンド最終期のようなとてつもない吹きっぷりは出てきません。
ソプラノ中心ってこともありますが、このバンドのライブ、エネルギー放出型ジャズの色が強くとも、楽曲、編曲重視なんでしょう。
気合と力で押し切る時代は終わっていたんでしょうね。
音楽、そしてバンドは時代の変化とともに変化、進化していった、ということなのでしょう。
このころMilesはロック、ファンク色を強め、Weatherは4ビートの香りを残しつつ、ファンク、ポップ色を取り込んでいく端緒。
やはりJoe ZawinulはMilesに並ぶ稀代のスタイリスト、天才だなあ。
posted by H.A.
Josef Zawinul (Electric piano, piano) Wayne Shorter (Saxophones) Miroslav Vitous (Bass) Eric Gravatt (Drums) Dom Um Romão (Percussion)
ウェザー リポート
Weather Report、もう一枚のライブアルバム。
前掲までのアルバムとは全く異なる質感の初期の作品。
1969-70年ぐらいのエレクトリック・マイルス大好き人間としては、これもお気に入り。
ちょっと硬質に感じるスタジオ録音作品に比べて、ライブではエネルギー放出型ジャズ。
基本的にはシリアスでハードなジャズ、ダークで妖しいムード。
リズムもさることながら、明確でキャッチーなメロディがないことが以降との明確な違いなのでしょう。
でもエレクトリック・マイルス好きのジャズファンからすればこれがいいんじゃん、と思ってみたり。
確かに中期以降のアルバムは明るいし、メロディが明確でポップだし、ノリは軽いし、聞きやすいのは確か。
深刻系で強い緊張感、全く明るくないこのアルバムをニコニコしながら聞いてたらちょっと変だもんね。
でもこの時代ならではのハードな雰囲気は魅力的だし、時代とともに生きたこのバンドの面白さはここが起点。
Wayne Shorterに着目してみると、あのマイルスバンド最終期のようなとてつもない吹きっぷりは出てきません。
ソプラノ中心ってこともありますが、このバンドのライブ、エネルギー放出型ジャズの色が強くとも、楽曲、編曲重視なんでしょう。
気合と力で押し切る時代は終わっていたんでしょうね。
音楽、そしてバンドは時代の変化とともに変化、進化していった、ということなのでしょう。
このころMilesはロック、ファンク色を強め、Weatherは4ビートの香りを残しつつ、ファンク、ポップ色を取り込んでいく端緒。
やはりJoe ZawinulはMilesに並ぶ稀代のスタイリスト、天才だなあ。
posted by H.A.