“Arapora” (2013) Andre Mehmari, Francois Morin
André Mehmari (Piano, Voice, Electric Bass, Electric Guitar and Synth) François Morin (Drums)
アンドレ メマーリ
フランソワ モラン
André Mehmari、フランス人ドラマーFrancois MorinとのDuoアルバム。
この二人が参加している“Naissance” (2012) François Morinは最高のブラジリアンジャズフュージョンでしたが、本作は少々色合いが異なります。
ピアノとドラムを中心に、さまざまな楽器をオーバーダビングするスタイル。
いつも明るく優しい音の人ですが、本作は少し強めの質感、少し深刻なムードも漂うAndré Mehmari。
即興から出来上がった曲中心、実験的な色合いが無きにしも非ず、ですが、どの曲もメロディは明確で抽象的な印象はありません。
いつもの柔らかな質感はそのまま、少しマイナーチューン、思索的な展開が多いイメージ。
即興中心だけに、意外な展開もちらほら、Jobimのカバーも原曲が解体された演奏。
その辺り、また、的確にピアノに反応するスタイルのドラムのビート感の強さを含めてジャズ的でもあるし、この作品の妙なのでしょう。
なお、最終曲はKeith Jarrett、あの”The Köln Concert”の最終ブロックのカバー。
オリジナルは言わずもがなの素晴らしい演奏。
本作はオリジナルよりも長尺、おもちゃ箱をひっくり返したような演奏・・・さて・・・聞いてみてください。
posted by H.A.
André Mehmari (Piano, Voice, Electric Bass, Electric Guitar and Synth) François Morin (Drums)
アンドレ メマーリ
フランソワ モラン
André Mehmari、フランス人ドラマーFrancois MorinとのDuoアルバム。
この二人が参加している“Naissance” (2012) François Morinは最高のブラジリアンジャズフュージョンでしたが、本作は少々色合いが異なります。
ピアノとドラムを中心に、さまざまな楽器をオーバーダビングするスタイル。
いつも明るく優しい音の人ですが、本作は少し強めの質感、少し深刻なムードも漂うAndré Mehmari。
即興から出来上がった曲中心、実験的な色合いが無きにしも非ず、ですが、どの曲もメロディは明確で抽象的な印象はありません。
いつもの柔らかな質感はそのまま、少しマイナーチューン、思索的な展開が多いイメージ。
即興中心だけに、意外な展開もちらほら、Jobimのカバーも原曲が解体された演奏。
その辺り、また、的確にピアノに反応するスタイルのドラムのビート感の強さを含めてジャズ的でもあるし、この作品の妙なのでしょう。
なお、最終曲はKeith Jarrett、あの”The Köln Concert”の最終ブロックのカバー。
オリジナルは言わずもがなの素晴らしい演奏。
本作はオリジナルよりも長尺、おもちゃ箱をひっくり返したような演奏・・・さて・・・聞いてみてください。
