“Enrico Rava Quartet” (1978) Enrico Rava
Enrico Rava (trumpet)
Roswell Rudd (trombone) Jean-François Jenny-Clark (bass) Aldo Romano (drums)

エンリコ ラバ

 Enrico Ravaをもう一作。
 こちらはオーソドックスなジャズ。
 オーソドックスと言ってもモダンジャズな感じではなく、ハードボイルド系、少々アバンギャルド。
 極めて男臭いジャズ。こわもて系、攻撃型のEnrico Rava。
 アコースティックでいかにもジャズな響きだけども、ピアノ・ギターレス。甘さを排除した緊張感の高いジャズ。
 ベースが凄まじい。
 ウォーキングだけでもこんなにカッコいい人は他にはいないのでは?強烈な推進力、疾走感。それだけでも愉快痛快。
 さらにドラムがビシバシ、管のお二人はクールに絡みながらスタート。
 浮遊感の強い音使い、徐々に熱気を増してキレまくり。
 二人とも凄い表現力、予想不可能な絡み方。
 ベースが作るグルーヴと、ホーンの即興的な複雑な絡み合いがこのアルバムのカッコいいところなんでしょね。
 似たような編成、近い時期、同じくヨーロピアンのTomasz Stanko“Balladyna”(1975)、近い空気感はありますが、あちらの過激さと比べると普通にスタイリッシュなジャズ。
 いい感じでほどほどに辛口、甘いのを聞きすぎて食傷した際のお耳直しに。

(※本当投稿は2016/02/10から移動しました。)
 


posted by H.A.