“From the Hot Afternoon” (1969) Paul Desmond
Paul Desmond (alto saxophone)
Edu Lobo, Dorio Ferreira (guitar) Ron Carter (bass) Airto Moreira (drums, percussion) Wanda De Sah, Edu Lobo (vocal) and others

ポール デスモンド

 豪華オーケストラを従えたPaul Desmondのボサノバ作品。
 Milton Nascimento、Edú Loboの楽曲集。
 時代を感じるアレンジのテイストはお好み次第。
 優雅でノスタルジックととらえるか、少し過剰かなあととらえるか。
 いずれにしても、少々ベタつき気味の選曲、少し強めのリズムを含めてPaul Desmondとしては異色の作品。
 でも、背景変われど、彼自身はどこ吹く風。
 何ら変わることなく自然体、飄々とアルトを吹く。
 いつもの艶やかでまろやか、儚いような切ないようなアルトの音。
 とても優しい音だけど、ハードボイルド。
 また、これまた彼にしては異色のボーカル入り曲が出色。
 鬼気迫るWanda De Sah(?!ちょっとビックリ)の凄み。
 これも素晴らしいアルバム。




posted by H.A.