“Manu Katché” (2012) Manu Katché
Manu Katche (Drums)
Jim Watson (Piano, Organ) Tore Brunborg (Tenor, Soprano Sax) Nils Petter Molvær (Trumpet)

Manu Katche
Manu Katche
Ecm Records
2012-10-30
マヌ カッチェ

 Manu Katche、ECM第4弾。
 本作もまたクールなManu Katche World。
 いつもの乾いた音のスネアと宙を舞うシンバル。
 静かに進む定常なビート、でも決してデジタルではない人間臭いグルーブ。
 クールでさりげない現代的で穏やかな音空間、全体を覆う薄くて透明なベールのような寂寥感。
 本作は少々インプロビゼーションスペースも広め、さらにオルガンの導入で少々アーシーな色合いも。
 その分、ジャズ的な色合いが強くなっているかな。
 オーソドックスな色合いのサックス、エフェクターを絡めてスペーシーな空間を作るトランペット、控えめで抑制されたピアノ、オルガン。
 どれも穏やかで優しい。
 ベースを流れる寂寥感は消えないけども、仄明るく、仄温かく、優しい音。
 とても素敵な音空間。


 

posted by H.A.