“Playground” (2007) Manu Katché
Manu Katche (drum)
Mathias Eick (trumpet) Trygve Seim (tenor, soprano sax) Marcin Wasilewski (piano) Slawomir Kurkiewicz (bass) David Torn (guitar)

Playground (Ocrd)
Manu Katche
Ecm Records
2007-09-25
マヌ カッチェ

 若手ドラマー、Manu Katché、ECM第二作。
 前作のベテラン・オールスター・ホーン陣に代わって、同世代のメンバー。
 寂寥感が強めの音。
 あまり深刻にならないムードは前作同様、サラリとした寂寥感。
 決して熱くなることはなく淡々と進む演奏。強烈なビートもなければ、派手なインプロビゼーションも無い。
 淡々と刻まれる8ビート、乾いたスネアと静かに宙を舞うシンバルの音。静かに響くピアノ。力みのないホーンのアンサンブル。
 このクールさ、さり気なさがかえって凄みを感じさせる音。
 4曲目ぐらいから少し音量は上がり、ポップさも加わりますが、それでもクールな質感。
 それにしても寂寥感の漂ういい曲ばかり、奇をてらわない、個々の楽器の音が生きる上質なアレンジ。
 決して広くはないインプロビゼーションスペースでは、コンパクトながらツボを押さえた素晴らしい演奏。
 これまた、これ見よがしで派手な感じではないことが凄みに。
 これ、凄いアルバム、宝物を見つけたのかもしれない。




posted by H.A.