“Out To Lunch” (Feb.1964) Eric Dolphy
Eric Dolphy (alto sax, bass clarinet, flute)
Freddie Hubbard (trumpet) Bobby Hutcherson (vibraphone) Richard Davis (bass) Tony Williams (drum)

エリック ドルフィー

 Eric Dolphyの人気アルバム。
 前掲Andrew Hill “Point of Departure”(Mar.1964) 、あるいは“Crescent” (Apl.Jun.1964)、“A Love Supreme” (Dec.1964) John Coltraneに近い時期。
 まだまだ健全な “Point of Departure”やこの期のJohn Coltraneに比べてかなり過激な楽曲。
 それまでのジャズとは一線を画するものなのでしょう。
 確かにその通り。
 異次元空間から来ましたあ・・・ってな不思議感がたっぷり。
 とても素敵で意味深なタイトル、ジャケットともに、不思議で考える余地の多いアートなムード、とてもクールな空気感。
 そんな音を背景にした爆発型、エネルギー放出型インプロビゼーション。
 強烈ながらまとまっている“Point of Departure”に対して、こちらは背景のサウンド含めて不思議系の音空間の中での爆発。
 かつての盟友John Coltraneと比べてエネルギー放出型は共通だとしても、どこまで続くのかわからないColtraneに対して、Dolphyは不思議系ながらコンパクト。
 とことんまで吹き切ろうとするColtraneに対して、不思議さを含めて考えながら落としどころをコントロールしているDolphy、ってなところなのでしょうか。
 などなど含めて、いろんな意味で挑戦的、アートなアルバム。
 空間が多い楽曲、またfluteとvibraphoneの響きが涼しげなので、意外にも暑苦しさはなし。
 この季節には合わないのかもしれませんが・・・




posted by H.A.