“Liberetto II” (2014) Lars Danielsson
Lars Danielsson (bass, cello, piano)
Tigran (piano, fender Rhodes) John Parricelli (guitar) Magnus Öström (drums, percussion, electronics) Mathias Eick (trumpet) Dominic Miller (guitar) Cæcilie Norby (voice) Zohar Fresco (percussion & vocals)

ラーシュ ダニエルソン

 スウェーデンのベーシストLars Danielsson最近作。
 近年は若手の素晴らしいメンバーを集めたバンドで、メランコリックなジャズ。
 このアルバムも全編に寂寥感、哀愁感が流れるドラマチックな音楽。
 全ての曲がとても悲しい短編小説のよう。
 Larsさんの書くとても甘くて、切ないメロディ。
 時折現れるメジャーコードにほっとしながらも、気がつけばまた寂寥の空間。
 でも決して絶望ではなく、ほのかな温かさがある音作り。悲劇ではなく寂寥、哀愁。
 美しくて悲しいメロディ、コードの上を疾走するピアノと、決して重くならない乾いたドラム、彩りをつけるトランペットとギター、それらを時には加速させ、時には引き留めるベース。
 すべてのインプロビゼーションが一つ一つに起承転結がある一場面。
 「北欧哀愁小説ジャズ」とでも名付けますかね。




posted by H.A.