”Trees of Light” (2015) Anders Jormin
Anders Jormin (bass)
Lena Willemark(voice, fiddle, viola) Karin Nakagawa(koto)
アンダーシュ ヨルミン
スウェーデンの名ベーシストAnders Jormin、最近作。
普通の音楽を普通にやってカッコいいベース、一音だけでも何か普通の人と違う凄い人。自身のアルバムでは毎回編成を変えてのクリエイティブな音楽。
本作はベースとフィドルと琴。
フィドルとボーカルのLena Willemarkは北欧民族音楽系?の人。
なるほど、琴が鳴ると日本的。音色もさることながら、旋律、そしてリズム。
が、そこにベースが加わるといつものバタ臭い(要するに西洋風です)グルーヴ、さらにLena Willemarkのvoiceが聞こえると北欧エスニックなムード。
その三者の出す空気感が入れ替わり立ち代わり、交錯しながら進む音。
東洋と西洋の融合による化学反応・・・とか書いてしまえばわかりやすい結びになるのだけども、そう簡単ではなさそう。
和に収斂させようとしているようなアプローチもあるんだけども、完全に溶け合う感じでもなく、かといってぶつかる感じでもない不思議な間合い、空気感。
結果、不思議で静謐、緊張感のある音空間。
琴の存在感が強いだけに、西洋の人からするとものすごくエキゾチックな音なんでしょね。
微妙な、絶妙なズレが何かを生み出そうな、想像力を掻き立てる、そんな音。
posted by H.A.
Anders Jormin (bass)
Lena Willemark(voice, fiddle, viola) Karin Nakagawa(koto)
アンダーシュ ヨルミン
スウェーデンの名ベーシストAnders Jormin、最近作。
普通の音楽を普通にやってカッコいいベース、一音だけでも何か普通の人と違う凄い人。自身のアルバムでは毎回編成を変えてのクリエイティブな音楽。
本作はベースとフィドルと琴。
フィドルとボーカルのLena Willemarkは北欧民族音楽系?の人。
なるほど、琴が鳴ると日本的。音色もさることながら、旋律、そしてリズム。
が、そこにベースが加わるといつものバタ臭い(要するに西洋風です)グルーヴ、さらにLena Willemarkのvoiceが聞こえると北欧エスニックなムード。
その三者の出す空気感が入れ替わり立ち代わり、交錯しながら進む音。
東洋と西洋の融合による化学反応・・・とか書いてしまえばわかりやすい結びになるのだけども、そう簡単ではなさそう。
和に収斂させようとしているようなアプローチもあるんだけども、完全に溶け合う感じでもなく、かといってぶつかる感じでもない不思議な間合い、空気感。
結果、不思議で静謐、緊張感のある音空間。
琴の存在感が強いだけに、西洋の人からするとものすごくエキゾチックな音なんでしょね。
微妙な、絶妙なズレが何かを生み出そうな、想像力を掻き立てる、そんな音。
posted by H.A.