“Photo With Blue Sky, White Cloud, Wires, Windows And A Red Roof” (1978) Jan Garbarek Group
Jan Garbarek (tenor and soprano saxophones)
Bill Connors (guitar) John Taylor (piano) Eberhard Weber (bass) Jon Christensen (drums)

Photo With Blue Sky
Jan Garbarek
Ecm Import

ヤン ガルバレク




 ノルウェーだけでなくヨーロッパを代表する、また、ECMの看板サックス奏者。
 ECM大好き人間としては避けては通れない人。
 が、好みかと言えばそうでもない。
 緊張感が強すぎるというか、エキセントリックに聞こえるというか、何かに責め立てられている感じというか・・・。
 要するに寛げない音。
 サックスは肉声に近い感覚だけに、あまりに厳しい音だとねえ・・・ってな感じ。
 とか何とか言いながら、サイドでの参加アルバムを含めてたくさんの作品に接してきたし、このアルバムは結構お気に入り。
 メンバーはECMオールスター。
 まあ、悪いはずはありません。
 リーダーはキース・ジャレットのバンドにいたころだと思うので、音の感じはまあまあ近い、おそらく一番テンションが高かった時期。
 が、このアルバム、曲調がまずまずポップで聞き易い。前向きで明るく、Pat Methenyのバンドかと思わせる場面もちらほら。
 ベースがEberhard Weberなので、音の土台が柔らかく明るくなっていることが全体の印象を決めているのかな?
 John Taylorのピアノは厳しさ、激しさよりも美しさが前面に出て、Bill Connorsのギターもいい味付けのサポート。
 ギターソロになると何とも言えない寂寥感がいい感じ。
 ほどほどに妖しく、ほどほどに厳しく、ほどほどに優しい音楽。
 リーダーのサックスが鳴り出すと急に冷たい北風が吹いてくるのだけども、バンドのメンバーが温度感を上げている微妙なバランスがいい感じ。
 とでも素敵なジャケットですが、まさにそんな音。
 青空だったり、曇り空、雨模様だったり。いろんな景色が見えてきます。
 温度感、空気感からするとやはり北欧辺りかな?
 なんだかんだでいいアルバム、素晴らしいミュージシャンですね。





posted by H.A.