“Phoenix” (2014) Cyminology
Cymin Samawatie (vocal) Benedikt Jahnel (piano) Ralf Schwarz (bass) Ketan Bhatti (drums) Martin Stegner (viola)
  
Phoenix
Cyminology
Imports
2015-03-03
シミノロジー




 前掲のBenedikt Jahnelが主要メンバーのバンド、Cyminologyの最近作。
 過去作品はVocal+ピアノトリオでしたが、今回はviolaを加えた編成。
 さて、このバンド、第一印象は中近東、アラビア音階っぽい聞きなれないメロディラインとペルシャ語?での妖しく聞こえる女性ボーカルが中心のワールドミュージック風。
 でも聞き慣れてくると、ボーカルが抜けた時の、繊細なジャズ感の対比が何とも言えず面白い。
 迷宮に迷い込んでいるんだけども、時折光がさすというか、視界が開けるというか。
 ピアノの清涼感がさらに強調されるというか。
 なかなか他には無いバランス。
 さらに本作ではviolaが前面に出るとまた違う質感(素直なクラシックっぽいのかな?)が出てきてこれも面白い。
 一枚で3種の雰囲気が楽しめるといった感じ。
 癖のあるメロディ、意味が読み取れない歌詞は取っ付きにくいのですが、異国、中近東辺り、非日常にトリップしたくなった時にはいい音。
 聴き込むと病み付きになるタイプの音なのかもしれません。
 なんだかんだで、基本的にはちょっと妖しいけど、上品な静音ジャズ。
 スタイリッシュな音。
 ピアノは相変わらず美しいし、violaもいい感じ。
 さて、見てくるのはヨーロッパの闇か?平穏な光か?



posted by H.A.