“Intercontinental” (1970) Joe Pass

Joe Pass (guitar)
Eberhard Weber (bass) Kenny Clare (drums)

Intercontinental
Joe Pass
Mps-Jazz
2014-11-18


 とても暑いので涼しげな音を。
 私的Best of Jazz Guitar. なアルバム。
 Joe Pass、ソロギターの方が人気なのかもしれませんが、シングルトーンのインプロビゼーションをたっぷり聞けるのはバンドもの。
 ゆったりしたフレーズから早いフレーズまで、タメだったり加速感だったり抑揚だったり、微妙なニュアンスの変化がたっぷり。
 さらにリバーブが少々強め、艶やかかつ透明度の高いクリーントーン、美しい音。
 よくあるスタンダード&ボッサ&ブルースの、オーソドックスな演奏が特別なモノのように聞こえます。
 1970年初頭とは思えない美しい音、モダンな音の流れ。
 熱くはならない上品なギター、落ち着いたサポートに終始するベース(Eberhard Weber!)、ドラム。
 結果、クールな質感、夏場にはピッタリの音。
 小さめの音量でかけていると、まるで涼しい風がゆるく吹いてくるよう。
 手に汗を握らない、小難しくない、心地よさ最高なギターアルバム。
 この季節は激しいやつより、こんな音がイイですね。



posted by H.A.