“Balladyna”(1975)Tomasz Stanko
Tomasz Stanko(trumpet)
Tomasz Szukalski (saxophones) Dave Holland (bass) Edward Vesala (drums)

Balladyna: Touchstones Series (Dig)
Tomasz Stanko
Ecm Records
2008-09-30
トーマス スタンコ




 知る人ぞ知るポーランドのベテラン名トランぺッターTomasz Stanko 1975年の作品。
 凄まじい音圧のアグレッシブなJazz。
 あの時代のヨーロッパの反骨系?な音。
 エレクトリックマイルスをもっと過激にして、アコースティックでやってみました、ってな感じ。
 フリージャズ的と言えばそうなのかもしれませんが、曲がありリズムも一応定型。
 その中でどこまで暴れることが出来るのか限界まで挑戦したような体育会系音楽。
 体育会系ではなまやさしく戦闘系。
 一曲目、ベースが急激に暴れ出すと同時に、凄まじい音圧のトランペットのブチ切れたソロ。
 決して長くないトランペットソロが終わるころには、何弾いているかわからない狂気の状態に突入。
 それでも強烈なグルーブ感は維持したまま。
 さらに、ブチ切れたリズムの上にこれも凄まじいSaxソロ。
 これもコンパクトですが恐ろしいぐらいにハード。
 Dave Holland、ベースが強めの録音も手伝っているのでしょうが、ここまで凄まじい演奏は無いのでは。
 血と硝煙の香りのする音楽というと大げさか。
 これは本当に凄いわ。
 二曲目以降、ちょっと落ち着いて、バラードっぽい曲があったり、フリージャズ感が増してきたりしますが、緊張感の塊。
 Dave Holland、Tomasz Stanko、またポーランドJazz、恐るべし。
 カッコいいんだけど、あまりにも凄いので、体調の悪いときは聞かないようにしよう。




posted by H.A.