“Dark Eyes”(2009)Tomasz Stanko
Tomasz Stanko (trumpet)
Alexi Tuomarila (piano) Jakob Bro (guitar) Anders Christensen (bass) Olavi Louhivuori (drums)

Dark Eyes
Universal Music LLC
2010-01-27
トーマス スタンコ

 2009年作。
 前作までは同郷の人気ピアニストMarcin Wasilewskiのトリオが主にサポートしていましたが、フルメンバーチェンジ。さらにギターもプラス。
 さて、メンバーはがらりと変わりましたが、全体の質感が変わったかと言えばそうでもない。
 新たに入ったギターはいかにも今風、スペーシーでいい感じだけども、少々控えめでスペースは少なめ。
 ピアノもカッコいいんだけども、前任者に近い感じ。
 漂うようなバラード、アグレッシブでハードな曲の組み合わせ、ほの暗く妖しいムードはいつも通り。
 多少の変化はリズムかな?
 アップテンポの曲でのベースとドラムのグルーブ感がより強く、また、よりオーソドックスになっているようにも感じます。
 全体の緊張感も少し緩め?
 いつもはキツーいトランペットも本アルバムでは抑え気味。
 その分とっつきやすくなっているようにも思います。
 また、珍しく優しげな曲が何曲かあり、さりげなく置かれた最後の曲など、切迫感があまりない涼しげなピアノとギターのアンサンブルが心地よい。
 かつては無かったパターンだなあ。
 長年のファンとしては、時間を経て、だんだん明るく、普通っぽくなってきたのが、うれしいやら悲しいやら。
 なんだかんだで、タイトル、ジャケットの印象そのまま、これまたダークで美しく、カッコいい音、夜っぽい雰囲気。
 でもジャケットの様に怖い感じではなく、むしろ心地よい夜風の感じ。
 さらりと聞けるいいアルバムではあります。



posted by H.A.