“Conviction”(2013)Kendrick Scott's Oracle
Kendrick Scott (drum)
Taylor Eigsti (piano) Mike Moreno (guitar) Joe Sanders (bass)
John Ellis (sax) Alan Hampton (vocal)

Conviction
Kendrick -Oracle- Scott
Concord Records
2013-03-26
ケンドリック スコット オラクル

 Kendrick Scottの2013年作。
 モダンからコンテンポラリー系まで引っ張りだこのドラマーですが、リーダー作は近年のニューヨーク系コンテンポラリージャズの香りが満載の先端ジャズ。
 浮遊感系、クール系。
 Robert Glasper辺りのあの質感。
 ロック、ソウル、ポップの香りを漂わせながらも、全体の雰囲気はジャズ。
 リーダーのドラムが大きくフィーチャーされるわけでもメンバーの強烈なインプロビゼーションがあるわけではなく、あくまでアンサンブル中心。
 Mike Morenoのギターが入ると全体が上品に華やぎます。
 ド派手に弾きまくるわけではありませんが、彼特有のロック色が強いようなそうでもないような、不思議な質感。
 あくまで綺麗な音色、スペーシーな音色で、浮遊感の塊のような音使い。
 サックスも今流行りの浮遊感系。音数多いタイプですが、なぜか質感はクール。
 Taylor Eigstiはキッチリ弾くタイプ。
 この人もサポートメンバーで聞く機会が多いのですが、いつも只者では無い感が漂っています。
 いずれにしてもいいバンド、数曲のポップテイストの強いボーカル曲を含めて、ノリが良くて、浮遊感があって、重々しくなくて、明るい、いかにも現代的都会的なジャズアルバム。
 2010年代型ジャズ、その代表的な音。




posted by H.A.