“Braggtown” (2006) Branford Marsalis
Branford Marsalis (tenor and soprano saxophones)
Joey Calderazzo (piano) Eric Revis (bass) Jeff Tain Watts (drums)

Braggtown
Branford Marsalis
Marsalis Music
2006-09-12
ブランフォード マルサリス



 大御所、Branford Marsalis。
 弟さんのバンド時代、Stingバンド時代からよく接してきましたが、私にとっては思い出したように後追いでアルバムを聞き、やっぱりカッコいいや、と再確認する位置付け?のミュージシャン。
 このアルバムもそんな聞き方でしたが、二曲目の”Hope”に久々にぶっ飛びました。
 最初から最後までルバートのバラード。
 ソプラノサックスまたはピアノが、激甘のメロディを奏でながら漂うようなペースを作り、ベース、ドラムは定型リズムを刻まず、漂う土台の設定と強烈なアクセントをつけるのみ。
 結果、浮遊するような美しい音空間。
 伸びたり縮んだり、浮かんだり沈んだり。
 静かなスタートから、悲壮感が漂う激烈なサックスソロまで。
 裏に流れる終始美しいメロディとコード進行。Joey Calderazzoの曲のようで、なるほど、ヨーロッパ・イタリアっぽさも。
 ドラマチック、10分を超える長尺が長く感じられません。
 美しくも激しく、とてつもなく悲しい映画を見た気分。
 この人、Keith Jarrettのアメリカンカルテットのファンなのかな?昔からアルバムに一曲ぐらい、Keithの曲そのものを含めてこんな演奏が入ります。
 といったことでやめられません。
 私にとってはそんなアーティストの一人。


※こちらはピアノとのDuo。


posted by H.A.