“Currents” (2006) Wolfert Brederode
Wolfert Brederode (piano)
Claudio Puntin (clarinets) Mats Eilertsen (bass) Samuel Rohrer (drums)

Currents (Ocrd)
Wolfert Brederode
Ecm Records
2008-08-19
ヴォルフェルト ブレデローデ



 ボーカリストSusanne Abbuehlのサイドで只者では無い感が漂う演奏をしていたオランダ?の若手、ジャズとしては新感覚?のピアニスト。
 何が新しいか、象徴的なのは一曲目。
 ピアノは、妖しげ悲しげなリフをひたすら繰り返すのみ。
 ドラム、ベースが微妙な変化を加えつつ静かにグルーブを作り、クラリネットが主旋律とインプロビゼーションっぽい音を乗せるのですが、ピアノはあくまでリフのみ。
 それでもものすごい緊張感。
 静謐な昂揚感、さらに浮遊感。
 ミニマル・ミュージック(よく知りませんが・・・)とは少し違うのでしょう。
 かつてのMilesのNefertittiが似た手法ではあるのでしょうが、質感は違う。
 グルーブと昂揚感は同様ですが、本アルバムはあくまでクールな質感。
 徹底しているのは一曲目だけですが、基本的にはそんな感じで最後まで。
 シンプルな曲にインプロビゼーションはあくまで控えめ、一歩間違えば単調な演奏になりそうですが、なぜか一曲ごとの起承転結が明確に感じられ心地よい。
 この感じは何なのだろう?
 まさに”Something Strange, but Comfortable”。


※ピアノとドラムのDUOですが質感は同じ。

posted by H.A.