“Arborescence” (2011) Aaron Parks
Aaron Parks (Piano)

Arborescence
Aaron Parks
Ecm Records
アーロンパークス

 ”Invisible Cinema” (2008)がカッコよかったコンテンポラリージャズ系ピアニスト、筆頭株のひとり。
 米国人?なのでしょうが、クラシックやヨーロッパの香りも漂っていて、柔らかな音で疾走感のある展開が得意そうな新しいタイプ。
 そんな中でのECMへの移籍。
 これは期待度120%。
 さて、一曲目、漂うようなバラード。
 Asleep in the Forestのタイトル通りに、美しくも怪しい不思議で静謐な演奏からスタート。
 これはキタかなあ、と思いつつ聞いていると、あれれ、そのまま盛り上がらずに終わってしまいます。
 まあ、始めはこんな感じかなあと思いつつ二曲目。
 これも美しく静かな流れで思索的に始まり、段々と盛り上がっていきます。
 タイトルはToward Awakening。
 その通りのイメージ。
 さて、来るかな、と思っていると音量を落とし終わります。
 以降も似た印象。
 全て即興のようですが、いずれも美しい曲、美しいピアノ。
 まとまりもよい。
 でも盛り上がらない。
 うーん。
 ”Invisible Cinema”のような疾走感や、さりげない昂揚感を期待してはいけなかったのかな。
 ま、先入観や願望はさておき、落ち着いたピアノが聞きたいときにはピッタリの好アルバムであります。




posted by H.A.