“Of Mist And Melting” (1977) Bill Connors
Bill Connors (guitar)
Jan Garbarek (saxophones) Gary Peacock (bass) Jack DeJohnette (drums)

ビル コナーズ


 あまり話題にならないけども、とても素晴らしい名アルバム。CDは廃盤かな?
 緊張感、グルーヴ感が凄まじい。
 リーダーはChick CoreaのReturn to Foreverのメンバーですが、そちら含めて詳しい情報は知りません。
 このアルバムではあまり前面には出ないで、アコースティックギターを中心に、音楽のベース作りに徹している感じでしょうか。
 凄いのがJack DeJohnetteのドラム。
 やはりこの時期の彼は凄まじい。
 手数も多いのだけど、ノリが他の人とは全然違う。
 ひたすら叩きまくっているようでとても繊細、ヒタヒタと迫ってくるような強烈な緊張感。
 高排気量のFR車、後ろから押されるような加速が止まらない。
 Jan Garbarekはいつも通りの緊張感の塊のような厳しく激しい音、1970年代型。
 決して好みではないのだけど、この雰囲気に合うのは彼しかいないかも。
 いつものようにキツめだけども、周りのシャープでクールな音とのバランスがちょうどいい感じ。
 特に一曲目は、私にとっての彼のベストパフォーマンス。
 さらに、ECMの1970年代の音と言われて、真っ先に頭に浮かぶのがこの演奏。
 尖った氷のように冷たく厳しい質感のとてつもなくカッコいい音。
 アメリカン中心のメンバーながら、純アメリカンなジャズとは異質な強烈なグルーヴ。
 見えてくるのはヨーロッパの凍てついた白い森。

 
 

posted by H.A.