“Cité de la Musique” (1996) Dino Saluzzi
Dino Saluzzi (bandoneon)
Marc Johnson (bass) José Maria Saluzzi (acoustic guitar)
 
Cite De La Musique
Dino Saluzzi
Ecm Records
2000-06-06
ディノ サルーシ



 季節柄、秋らしい音楽が無かったかな?と思って取り出したアルバム。
 バンドネオンを中心とした室内楽的ジャズ~ワールドミュージック(でもないか)。
 ちょっと怪しげなジャケットで怖そうな感じもするのですが、実はもの凄く優しい音楽。
 Dino Saluzziのバンドネオン、アルゼンチンの人ですがあまりタンゴタンゴしていない?ところが私のお気に入り。
 Astor Piazzollaあたりと比べると線が細いというか、優しいというか。
 身構えて聞かなければならないAstor Piazzollaに対して、リラックスして聞けるDino Saluzzi。
 このアルバムもそんな感じの音。
 遠くから聞こえてくるような繊細な感じのバンドネオン、静的に、出しゃばらず、でもしっかりとサポートするベースとギター。
 フォークロアっぽい曲が多いかな?強烈な美曲はありませんが、どの曲も優しくていい感じ。タンゴ的な悲壮感、激情感ではなく、穏やか、でもそこはかとなく寂寥感が漂う楽曲群。
 Bill Evans縁の曲を入れているのはMarc Johnsonへのご愛嬌?
 大御所Marc Johnsonがいる分、ジャズ度はまあまあ高めなのでしょう。Guitarはアンサンブル中心ですが、時折り出てくるソロがもの凄くいい感じ。出番が少ないのがちょっともったいないような・・・
 などなど、もろもろ含めて、結果、総じてのんびりゆったり。
 ローカル線に乗って、車窓を眺めている感じのイメージかな?
 決して急がずゆったりと、騒がしくなく淡々と、とても穏やか、とても心地いい・・・思わずうとうと・・・

(※この投稿は2015/09/26から移動しました。)
 


posted by H.A.