“Motility” (1977) Steve Kuhn
Steve Kuhn (piano)
Steve Slagle (soprano and alto saxophone, flute) Harvie Swartz (bass) Michael Smith (drums)

Life's Backward Glances (Spkg)
Steve Kuhn
ECM スティーブ キューン
2009-01-13
 
※原盤は廃盤のようです。1970年代作品3枚セットでどうぞ。ジャケットもよかったのに・・・

 これはカッコいい。
 コンテンポラリージャズの典型その1。
 モダンジャズとは遠いし、フュージョンと呼ぶには柔らか過ぎます。
 ヨーロッパっぽい音なのでヨーロピアンフュージョンと呼ぶのも何か違いそうだし、おまけにリーダーはアメリカ人。
 カテゴライズは難しそうです。
 美しくエキサイティングな音楽。
 難しくも複雑でもありません。
 アップテンポでは強烈な疾走感。
 バラードではピアノの独特のタメでルバートっぽくなり、ドラマチック。
 ときおり飛び出す得意の不協和音、スケールアウトが不思議感を醸し出します。
 曲はメロディアスな美曲揃い。
 サックス、フルートのスペースは大きく、素晴らしい演奏だけど、あくまで全体の中に溶け込み、ピアノを中心としたバンドの全体音が響きます。
 後半は少しポップになりフュージョンっぽくなってきますが、それら含めて新しい質感の音楽、凄いバンドだったように思います。
 美しい森のような音楽です。




posted by H.A.