“Silent Feet” (1977) Eberhard Weber
Eberhard Weber (bass)
Rainer Brüninghaus (piano, synthesizer) Charlie Mariano (soprano saxophone, flutes) John Marshall (drums)

エバーハルト ウェーバー





 Eberhard Weber、1977年作。
 “Yellow Fields” (1975)に続く、サックス入りカルテット。
 穏やか、かつ、ほどよくエキサイティングなコンテンポラリージャズ。
 アメリカ系フュージョンのようにロック、ソウル色はなく、あくまでヨーロッパの香りがする柔らかいヨーロピアンフュージョン。
 かといってクラシック色が強いわけではもない、現代的で上品なサウンド。
 抜群の完成度。
 長尺な大曲ばかりですが、いずれも美しいメロディ、柔らかなリズムの名曲揃い。
 あくまで明るいのだけどもちょっとだけ怪しい、ドラマチックなのだけども深刻さは薄い微妙な雰囲気。
 Rainer Brüninghausのきらびやかでドラマチックなピアノ、リーダーの言わずもがなのスペーシーな音はいつも通り、Charlie Marianoのアグレッシブなサックスがカッコいい。
 全体を貫くあくまで上品なグルーブ感、時折現れる強烈なスピード感。
 これまた1970年代ヨーロピアンコンテンポラリージャズの代表作、でよろしいかと。 




これまた単独では廃盤でしょうか?これが一番人気なのでしょうかね。
今は素晴らしいアルバムが揃った3枚セット。

Colours (Spkg)
Eberhard Weber
Ecm Records
2010-01-19





posted by H.A.