“The Colours Of Chloë” (1973) Eberhard Weber
Eberhard Weber (bass, cello, ocarina)
Rainer Brüninghaus (piano, synthesizer) Peter Giger (drums, percussion) Ralf Hübner (drums) Ack van Rooyen (fluegelhorn) Cellos of the Südfunk Symphony Orchestra Stuttgart

エバーハルト ウェーバー

 ヨーロピアンコンテンポラリージャズの雄、ドイツ人ベーシストEberhard Weber、ECM第一弾(?)。
 初っぱなからすごいアルバム。
 重厚なストリングスとスペーシーで饒舌なベース、キラキラとしたピアノ。
 柔らかなリズム。
 スローテンポでは漂うような浮遊感、アップテンポでは強烈なグルーヴ、その上を美しいピアノ、柔らかな音のベースが駆け巡る。
 こりゃ気持ちいいや。
 リーダーもさることながら、Rainer Brüninghausのピアノが只者ではない感120%。
 音やフレーズがキレイなことはもちろん、スローでは漂いつつも高速フレーズを連発、アップテンポでは突っ走る万華鏡のような演奏。
 おまけに上品で明るい質感。
 凄いピアニスト。
 アコースティック4ビートのジャズとは全く異なりますが、フュージョン、プログレッシブロックと言うには柔らかすぎる感じ。
 新しいタイプのジャズフュージョンだったんでしょう。
 後の”Watercolors” (1977)で共演するPat Methenyにも通じる音。
 楽曲は若干の妖しさを漂わせつつも、基本的には明るくて、ドラマチックな構成。
 さらにとても素敵なジャケット。
 全部含めて1970年代ヨーロピアンジャズフュージョンの代表作その1、でよろしいかと。




posted by H.A.