“There's a Storm Inside” (2010) Chico Pinheiro
Chico Pinheiro (Guitar, Vocals)
Lula Alencar (Accordion) Luciana Alves (Vocals) Nailor "Proveta" Azevedo (Clarinet) Marco Bosco (Percussion, Triangle) Paulo Calasans (Fender Rhodes, Piano, Electric Piano) Marcelo Mariana (Electric Bass) Bob Mintzer (Bass Clarinet, Tenor Sax) Paulo Pauleli (Acoustic Bass, Mouth Drums) Zé Pitoco (Vocals) Dianne Reeves(Vocals) Edú Ribeiro (Drums) Otmaro Ruíz (Electric Piano) Fabio Torres (Piano, Electric Piano) and strings

There's a Storm Inside
Chico Pinheiro
Sunny Side
2010-08-31
シコ ピニエロ

 ブラジルのギタリスト&ボーカリストChico Pinheiroの2010年盤。
 凄いギタリストだと思っているのですが、リーダー作ではボーカルを前に出したポップス、ボサノバ色・ジャズ色の強い、いわゆるMPB。
 質感はあくまでポップスですが、バンドの演奏は極めて高レベル。
 特にリズムが強烈で、シンプルに歌を乗せてしまうにはもったいないぐらい。
 結果的に、ゆったりした感じではなく、テンションは少々高め。
 冒頭、スタンダードナンバーからスタートしますが、ジャズ色ではなく、あくまでボッサ色が強いポップス仕立て。
 Chet Baker風の線の細いボーカルがいい感じ。
 二曲目からはさらに本領発揮。
 アップテンポでの何とも言えないノリのガットギターとピアノトリオのバッキング。
 全員揃ってさりげないのだけども、強烈なグルーブ感。
 そんな心地よいリズムの上に、これまたさりげないボーカル、強烈なギターソロ。
 この人のギター、エレキギターになると急にジャズっぽくなり、高速フレーズを連発。
でもなぜかスペースは控えめ。もったいないけど、歌を生かすにはこのくらいのバランスが適当なのかな?
 楽曲はMPB色の強いオリジナルからスティービーワンダーまでさまざまなテイスト。
 さらにいつも数曲で加わる女性ボーカルのLuciana Alvesも儚げ、怪しげでいい感じ。



posted by H.A.