“This Just In” (Dec.2011,Jan.2012) Gilad Hekselman
Gilad Hekselman (guitar)
Joe Martin (bass) Marcus Gilmore (drum) Mark Turner (sax)
ギラッド ヘクセルマン
若手ギタリストGilad Hekselmanの2012年作。
複雑なメロディ、複雑なビート、浮遊感の強いギター、サックスがいかにも現代的なニューヨーク系コンテンポラリージャズ作品。
メンバーは前作"Hearts Wide Open" (2011)から変更なし。
現在のファーストコールが揃った現代系ジャズのベストメンバー。
この人の作品、淡い色合いの複雑系の曲作りが特徴のように思いますが、前作からアルバムとしては組曲的な構成となっています。
結果、個々の楽曲、演奏の複雑感、強烈な浮遊感はそのままに、アルバムの起承転結が明確になり、盛り上がり~完結感がいい感じ。
アルバム全体が一編のストーリーとしてスキッリとまとまった印象で、淡い色合いながらとてもドラマチック。
ギターはちょっと太めで艶のあるクリアな音色を中心に、複雑でふわふわと漂うような個性的な音使い。
次から次へと湧き出してくるようなイメージが特徴的なフレージング。
予測不能な音使い、ハイテンションなようで、あくまで柔らかで穏やか、スムースな質感。
数曲で客演するMark Turnerもいつものクールさ、浮遊感に加えて、激しくドラマチックなインプロビゼーション。
そして全編で叩きまくり、盛り上げまくるMarcus Gilmoreのドラム。
こりゃ気持ちいいや。
強烈な浮遊感、ハイテンションなインプロビゼーションが醸し出すほどよい緊張感が、とても心地いいバランス。
とてもクールです。
posted by H.A.
Gilad Hekselman (guitar)
Joe Martin (bass) Marcus Gilmore (drum) Mark Turner (sax)
ギラッド ヘクセルマン
複雑なメロディ、複雑なビート、浮遊感の強いギター、サックスがいかにも現代的なニューヨーク系コンテンポラリージャズ作品。
メンバーは前作"Hearts Wide Open" (2011)から変更なし。
現在のファーストコールが揃った現代系ジャズのベストメンバー。
この人の作品、淡い色合いの複雑系の曲作りが特徴のように思いますが、前作からアルバムとしては組曲的な構成となっています。
結果、個々の楽曲、演奏の複雑感、強烈な浮遊感はそのままに、アルバムの起承転結が明確になり、盛り上がり~完結感がいい感じ。
アルバム全体が一編のストーリーとしてスキッリとまとまった印象で、淡い色合いながらとてもドラマチック。
ギターはちょっと太めで艶のあるクリアな音色を中心に、複雑でふわふわと漂うような個性的な音使い。
次から次へと湧き出してくるようなイメージが特徴的なフレージング。
予測不能な音使い、ハイテンションなようで、あくまで柔らかで穏やか、スムースな質感。
数曲で客演するMark Turnerもいつものクールさ、浮遊感に加えて、激しくドラマチックなインプロビゼーション。
そして全編で叩きまくり、盛り上げまくるMarcus Gilmoreのドラム。
こりゃ気持ちいいや。
強烈な浮遊感、ハイテンションなインプロビゼーションが醸し出すほどよい緊張感が、とても心地いいバランス。
とてもクールです。