“Hamburg '72” (Jun.1972) Keith Jarrett
Keith Jarrett (piano, flute, percussion, soprano saxophone)
Charlie Haden (bass) Paul Motian (drums, percussion)

Hamburg '72
Keith Jarrett
ECM
2014-11-24
キース ジャレット




 キース・ジャレット、若き日のライブ録音、2014年発表。
 美しいメロディのピアノトリオもあり、少々過激な演奏もあり。
 あの名バンド、アメリカン・カルテット結成の直後?期、ライブアルバム”Fort Yawuh”(1973)の1年前、そのトリオ版といった感じ。
 選曲、録音のせいもありそうですが、やんちゃな”Fort Yawuh”に対して、より内省的な感じ、かな。
 キースが1/3ぐらいフルート、サックスを吹いています。
それも合流するDewey Redmanっぽく。
 互いの影響についてよくは知りませんが、彼を入れた音を作りたかったんだろうなあ、と思わせる構成。
 私的には”Solo Concerts”(1973)あたりから”Tales Of Another”(1977)ぐらいが一つのピークだと思うし、その間のアメリカン・カルテットが大好きなので、そこへの過渡期として楽しめました。
 知る人ぞ知る名曲、”Rainbow”、”Everything That Lives Laments”も収録されています。
 コアなファンを狙ったとも思える選曲。
 が、これは後の録音の方が完成度は高いかな?
 と、書いてしまうと、あまりよくないように思えるかもしれませんが、内容はもちろん一級品。
 録音も良好でまるで新譜のよう。
 キースのピアノは神掛かって来ているし、チャーリー・ヘイデンは絶好調、キースのサックスも含めて、バンドとしてのまとまりは良好。
 曲は前掲のメロディアスな名曲に加えて、オーネット・コールマンっぽい曲やら、ジャズロックやら。
 フリーっぽい展開もありますが悪くはありません。
 多彩ですが全体の構成のまとまりも良く、モダンジャズから一歩も二歩もはみ出したキースの音楽。
 美しくも妖しく過激なアメリカン・カルテット一歩手前の音。

(※本投稿は2014/12/11から移動しました。)



posted by H.A.