“Norma Winstone” at Pit Inn, Shinjyuku, Tokyo
2014/9/6

Norma Winstone (vocal),
Glauco Venier (Piano), Klaus Gesing (Soprano Saxophone, Bass Clarinet)

 ECMレーベルファンとしては、これは行かなければならないのでしょう。
 古くは1970年代からスーパーメンバーのバンドAzimuthの一員として、近年でもECMの看板ボーカリスト、最近のレコーディングメンバーでの来日公演。

 さて、Normaさん、妙にかわいらしいオレンジ色?ベースのオシャレないでたちで登場。が、ボーカルはCDの印象そのままのクールな声、雰囲気。ハスキーなのか透き通っているのか、乾いているのか湿っているのか、何とも言えない微妙な声。怪しげな曲調も加わって、幻想的な音が広がります。
 ピアノのGlauco Venier、CDでは少し抑え目の演奏でクラシックの人なのかなと思っていましたが、ライブではジャズっぽい強烈な演奏。グルーブ感が強いうえに、抑揚、メリハリがいい感じの素晴らしいピアニスト。CD聞くだけだと北欧系だろうと思っていましたが、NormaさんのMCによればイタリアの人なのかな?いずれにしてもこれから注目されてくる逸材のように思います。私が知らないだけで、既にメジャーなのかな?
 サックス、クラリネットももちろん一級品の演奏。

 最初にAzimuthを聞いたのはいつだったのか、何を思ったのか全く覚えていませんが、いい感じで歳を重ねた落ち着いた音楽、それを今の時代の一級のミュージシャンが盛り立てる。いい感じですね。
 いい感じで枯れたといった表現がありますが、決して枯れたイメージではなく、いい感じで成熟した、といった言葉がふさわしいライブでした。

Dance Without Answer
Winstone
Ecm Records
2014-02-18




posted by H.A.