"Driftwood” (2014) Wolfgang Muthspiel
Wolfgang Muthspiel(Guitar)
Larry Grenadier(Bass) Brian Blade(Drum)

Driftwood
Wolfgang Muthspiel
Ecm Records
2014-06-24
ウォルフガング ムースピール

 人気ギタリストWolfgang Muthspielがこのメンツ、さらにECMレーベルであればファンならずとも飛びつくところ。
 この人、レーベル共に、妖しさ怪しさや一筋縄ではいかない感が魅力。
 穏やかな演奏から過激な演奏まで幅のある人なので、どうなるかは予想不可能。
 一曲目、いかにもECM的な色合いで、静かなフリーテンポの絡み合いで始まり、艶のある音色のギターがリードを始めたか、と思いきや、そのままあまり盛り上がらないで終了します。
 二曲目はアコースティックギターで明確なテーマのあるコンテンポラリー曲。
 いい感じのギターソロが展開され、そろそろまとまるかなと思っていると、テーマに戻ってベースソロに移行、これも悪くないのだけども、そろそろ盛り上がるかなと思っていると終了。
 三曲目、これもアコースティックギター。
 哀愁系のテーマをベースが奏で始め、ギターが追随。
 おっ、来るかな、と思っていると気が付くと終了。
 などなど、同じような印象の展開が続きます。
 いい感じで始まり、いい曲もあるし、難解な展開は少なく、個々のソロも悪くないのだけれども、強い押しや、明確な盛り上がり、起承転結感には乏しい感じ。
 それを深くて奥ゆかしいと捉えれば、その通り。
 穏やかなモードのWolfgang Muthspiel。
 確かに近年の作品はこんな感じでしたかね。
 さて次作はどうなるか、これまた予測不可能。 




posted by H.A.