“Magico:Carta de Amor” (1981)Magico
Jan Garbarek (tenor and soprano saxophones)Egberto Gismonti (guitars, piano)Charlie Haden (bass)

Magico-Carta De Amor
Garbarek
Ecm Records
2012-11-06
ヤン ガルバレク チャーリー ヘイデン エグベルト ジスモンチ



 1980年代、当時のECMのスーパーバンド、ライブ盤。2012年発表。
 美しく悲しく、優しい音楽。
 2枚のスタジオ録音盤も名作ですが、このライブ盤はさらに素晴らしい。
 スタジオ盤で感じられた過度の緊張感が薄れ、リラックスした寛げる音楽になっています。
 演奏者も時期も同じなので、変わりようが無さそうにも思うのだけども、なぜかこのライブは柔らかい。
 もともとアバンギャルドなこともやる人たちだけど、ここではそれも抑え気味。
 録音、ミキシングによる影響も大きいのか、個々の楽器が明るく、マイルドに聞こえます。
 特に、多くは緊張感の塊のようなJan Garbarekのサックスが少しだけ優し気で、ちょうど良い感じ。
 楽曲は全て美曲。
 Jan Garbarekの北欧色、Egberto Gismontiの南米色、両者のエキゾチシズムが適度に表出されながら、Charlie Hadenの堅実なベースが土台を締める。
 これもちょうど良いバランス感。
 ある時は幻想的に、ある時は切なく、ある時は悲壮感。
 バリエーションも豊かなので2枚組の長尺な演奏も決して長くは感じないし飽きも来ません。
 何かの映画を見ているような素敵な音楽。
 ありがちなモノクロームでレトロな感じでは無くて、これは近代的な天然色だなあ。

(※この投稿は2014/03/07から移動しました。)


posted by H.A.