“Right Time, Right Place” (1990) Gary Burton , Paul Bley
Gary Burton (vibraphone) Paul Bley (piano)
 
Right Time Right Place
Gary Burton
Gnp Crescendo
1992-01-21
ゲイリー バートン
ポール ブレイ

 いかにもな組み合わせのECMなお二人。
 共演盤はたくさんあるのでしょうか?
 Paul Bleyさん次第では難解でぶっ飛んでしまいそうな可能性、無きにしもあらずの組み合わせですが、美しいバラードを中心とする佳曲の素直な演奏。
 ビブラフォンとピアノのデュオといえば、Gary Burton、Chick Coreaの共演盤が有名ですが、それらと比べて抑制された演奏。
 パーカシッブなイメージが強かったそれらに比べて、このアルバムはあくまでメロディアス、終始ゆったりとしたリズム。
 ちょっと刺激的が足らないといえばそうなのかもしれないけども、穏やかで心地よいバランス。
 Paul Bleyのピアノは独特の後ろ髪を引かれるようなタメと、徐々に拡散していくような音使いが相変わらずカッコいい。
 素直な音の流れから外れそうで外れてなくて、やっぱり外れて、でも気がつくともの凄く美しいフレーズが連発される・・・といったなんともいえない不安定さというか、安定というか・・・。
 やり過ぎると難解になるのでしょうけど、このアルバムでは全曲いい感じで収まった感じ。
 Gary Burtonの華やかさと安定感はいつも通り。
 全編通じてECM的な気難しさはなく、ゆったりと落ち着いて聞ける音楽。
 いわゆる名盤ではないのかもしれないけども、気楽に聞けるいいアルバムです。




posted by H.A.