“Black Orpheus” (2013) Nilson Matta
Nilson Matta (bass)
Klaus Mueller, Kenny Barron, Alfredo Cardim (piano) Randy Brecker (trumpet) Anat Cohen (clarinet) Laura Metcalf (cello) Anne Drummond (flute) Guilherme Monteiro (guitar) Alex Kautz, Erivelton Silva(drums) Fernando Saci, Reinaldo Silva, Jorjao Silva (percussion) Leny Andrade, Gretchen Parlato (vocal.)
 
ニルソン マッタ

 ブラジル人ベーシストNilson Mattaが豪華メンバーを集めたブラジル音楽集。
 決して彼を追いかけているわけではないのですが、なぜか私の好みの音を作ってくれる人のようで、サポートメンバとしての参加含めて結構聞いています。
 ブラジル人のジャズっぽいミュージシャンであればなんでもOKといった感じでもないのに(ん?実はそうなのかもしれない?・・・)不思議なものです。
 Nilson Matta、Don Pullenのバンドにいたり、ジャズのビッグネームとも良く演奏している(Harry Allen, Kenny Barron, Joe Locke・・・)バンドTrio Da Pazのメンバー。ジャズ、ボッサのベーシストとしては大御所なのでしょうかね。
 冒頭のJobimメドレーから凝ったアレンジ。きちんと譜面にしたと思われる緻密なアンサンブル。
 なるほど、室内楽的ボッサか・・・と思いきや、以降はインタールドにちょっと変わった短い曲をはさみながらも、リラックスした雰囲気のスッキリ系ジャズ・ボッサ。
 曲はJobim, Luiz Bonfáなどのブラジリアン・スタンダード。編成はピアノトリオ+ギター+ホーンが基本、ボーカル曲は1/3ぐらい。
 と書いてしまうとありがちなジャズ・ボッサ・アルバム、確かにその通りなのですが、曲によって主役が変わる構成。ピアノだったり、クラリネットだったり、トランペットだったり、ボーカルだったり。
 まるでジャズ・ボッサの一人オムニバス・アルバム。
 もちろん全体を通じて質感は一定しているのですが、これでだと目先が変わって退屈しない。
 中盤にとどめの必殺Gretchen Parlatoのvoice。
 ジャズ・ボッサ、ブラジリアン・ジャズの人門盤、かな?



posted by H.A.