【index】 2019年・私的ベストアルバム
静かで優しいトリップミュージック。
メロディアスで美しい現代ヨーロピアンジャズと古楽器との絡み合い。
前作同様、心地よいトリップミュージック。
2019年の私的ベストアルバム10。
基本的には新譜、新発表に限ろうと思っていますが、発表すぐには聞いていないものも多く、1-2年ぐらい前までは対象ということでアバウトに。
やはり純ジャズではなく、ヨーロッパと南米中心に好みが・・・
“Transparent Water” (2017) Omar Sosam, Seckou Keita
少し前の作品。
漂うピアノと高貴なコラの音、さらに笙やら、琴やら、それらが穏やかに自然に溶け合う音。静かで優しいトリップミュージック。
現在と過去、都会と郷愁、感傷と安らぎが交錯するような音。
やはりなんだかんだでアルゼンチンの空気が流れているのでしょう。
やはりなんだかんだでアルゼンチンの空気が流れているのでしょう。
“Avec Le Temps” (2017) Giovanni Guidi
あのルバートでのスローバラードが続く名作”This Is the Day” (2014)、そして”Nuovo Cinema Paradiso”と同じような空気感。
フリーと激情も入り混じりますが、アクセントと捉えましょう。
“Metamodal” (2018) Sokratis Sinopoulos Quartet
ギリシャのlyra奏者Sokratis Sinopoulos、ピアノトリオとの共演作。メロディアスで美しい現代ヨーロピアンジャズと古楽器との絡み合い。
前作同様、心地よいトリップミュージック。
“Further Chaos” (2018) Gilad Hekselman
“Ask for Chaos” (2018)のアウトテイクなのかもしれませんが、これまたいい感じ。
とんがっていながらも柔らかな音、弾きまくられる艶やかなクリーントーンのエレキギターは心地よさ最高。激しいのも入っていましたが・・・
コンテンポラリージャズギター、他にもいいアルバムがあったのですが、ま、好みということで。
とんがっていながらも柔らかな音、弾きまくられる艶やかなクリーントーンのエレキギターは心地よさ最高。激しいのも入っていましたが・・・
コンテンポラリージャズギター、他にもいいアルバムがあったのですが、ま、好みということで。
ブラジルのギタリスト。
何のことはないMPBな感じながら、とても粋なサウンド。
ひねったところも尖端なところもなし。
それがカッコいい。
何のことはないMPBな感じながら、とても粋なサウンド。
ひねったところも尖端なところもなし。
それがカッコいい。
"Nosso Brazil” (2019) Danilo Brito, André Mehmari
たくさんの作品がリリースされたAndré Mehmariさんの中からこれ。
バンドリンとピアノのDuoでのクラシカルなショーロ。
優雅で上品でノスタルジック。
でも古くはない現代の音。
“Na Esquina do Clube com o Sol na Cabeça” も甲乙つけ難し。
優雅で上品でノスタルジック。
でも古くはない現代の音。
“Na Esquina do Clube com o Sol na Cabeça” も甲乙つけ難し。
“Belo Horizonte” (2013-2018) Toninho Horta & Orquestra Fantasma
大ベテランの新作。
柔らかでしなやかで、少し哀し気、どこか懐かしい。
コンボでのこんな感じの音が聞きたかった、そのものズバリ。
いい曲、いい演奏が揃っています。
柔らかでしなやかで、少し哀し気、どこか懐かしい。
コンボでのこんな感じの音が聞きたかった、そのものズバリ。
いい曲、いい演奏が揃っています。
“Amanhã vai ser verão” (2018) Rosa Passos
現代最高のボサノバボーカリストRosa Passos、久々のアルバムはオリジナル曲中心のジャジーなMPB。
どこを切ってもSaudadeの金太郎飴。
小難しいヤツよりも、こうゆうのがね。
小難しいヤツよりも、こうゆうのがね。
とても繊細な現代フォルクローレ。
ピアノトリオと優しい声。
強い浮遊感、センチメンタルにならざるを得ない音の流れ。
Saudadeの塊。
posted by H.A.