吉祥寺JazzSyndicate

 吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。  コンテンポラリーJazzを中心に、音楽、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

2019年10月

【Disc Review】“La Misteriosa Musica Della Regina Loana” (2018) Gianluigi Trovesi, Gianni Coscia

“La Misteriosa Musica Della Regina Loana” (2018) Gianluigi Trovesi, Gianni Coscia

Gianluigi Trovesi (piccolo clarinet, alto clarinet) Gianni Coscia (accordion)



 イタリアのクラリネット奏者Gianluigi Trovesiとアコーディオン奏者Gianni CosciaのDuo。
 “In Cerca Di Cibo” (1999)など何作かECMで制作しているコンビ。
 いかにもイタリアンな小粋なサウンド、本作はイタリア人小説家?へのトリビュート作品のようです。
 クラシカルなような、トラディショナルなような、ポップスなような、やはりジャズなような、いろんな色合いが混ざり合うヨーロピアンミュージック。
 優雅でクラシカルなオリジナル曲に、洒落た感じのイタリア曲、間々に挟まれたジャズスタンダード “Basin Street Blues”, “As Time Goes By”, “Moonlight Serenade”。
 それらが一分に満たないインタールードで繋がれながら、次々と流れていきます。
 緩やかに伸び縮みするビートとときおりの疾走。
 とても柔らかな木管とアコーディオンの少し靄が掛かったような音。
 とても暖かな空気感。
 全編を包み込むノスタルジー。
 その全てがとても優雅で小粋。
 ピアノとクラリネットだと“Vaghissimo Ritratto” (2007)や“Miramari” (2008) Andre Mehmari, Gabriele Mirabassiのように高貴な感じになりますが、アコーディオンだと優雅さはそのまま、少しくだけた庶民的な感じ。
 穏やかな昼下がりの広場、地中海の緩やかな光、そんな音。




posted by H.A.


【Disc Review】“Que Bom” (2017) Stefano Bollani

“Que Bom” (2017) Stefano Bollani

Stefano Bollani (Piano)
Jorge Helder (Double Bass) Jurim Moreira (Drums) Armando Marçal, Thiago da Serrinha (Percussion)
Caetano Veloso, João Bosco (Voice, Guitar) Hamilton de Holanda (Bandolim) Jaques Morelenbaum (Cello) 
Zé Nogueira (Soprano Saxophone) Everson Moraes (Trombone) Aquiles Moraes (Trumpet) Frida Magoni Bollani (Voice)



 イタリアのピアニストStefano Bollaniの2017年作。
 ブラジル録音のブラジリアンジャズ。
 “Carioca” (2008)から十数年ぶり、同じメンバーのピアノトリオを中心として、楽曲ごとにさまざまなビッグネームをゲストに迎えています。
 いつも通りにクラシックの色合いが混ざりつつの、明るい色合いのジャズピアノ。
 クィーカーなどの心地よい音が混じりつつの軽快なブラジリアンジャズ。
 自身のオリジナル曲を中心に、たっぷり16曲。
 ピアノトリオ+パーカッションを中心とした演奏に、Caetano Veloso、Jaques Morelenbaum が二曲、João Bosco, Hamilton de Holandaが各一曲。
 ホーンのアンサンブルが二曲に加わり、彩を加えていきます。
 Caetano Velosoは耽美でセンチメンタル、Jaques Morelenbaum は幻想的、Hamilton de HolandaJoão Boscoの各一曲はハイテンションで悠々堂々。 
 各人の色合いそのまま、それらが明るい色合いのヨーロピアンジャズピアノトリオに変化をつけ、多彩な表情。
 オリジナル曲も、哀愁のブラジル風あり、派手なサンバ風あり、ジャズあり、ヨーロッパの街角演芸風あり、その他諸々。
 いろんな色合いが混ざった作品が多い人だったと思いますが、ブラジル録音に絞ってもそんな感じになってますかね?
 共通するのはシャープで軽快なピアノ。
 明るくイタリアンなブラジリアンミュージックの一作。




posted by H.A.



【Disc Review】“Carioca” (2008) Stefano Bollani

“Carioca” (2008) Stefano Bollani

Stefano Bollani (Piano, Voice)
Jorge Helder (Bass) Jurim Moreira (Drums) Armando Marçal "Marçalzinho" (Percussion)
Marco Pereira (Guitar) Nico Gori (Clarinet) Mirko Guerrini, Zé Nogueira (Saxophone)
Mônica Salmaso, Zé Renato (Vocals)



 イタリアのピアニストStefano Bollani、2008年のブラジリアンジャズ。
 ブラジル系の楽曲を取り上げることが多い人ですが、本作はブラジルで現地のメンバーと録音した本格派。
 選択されたブラジル曲たちは、陽気系あり、哀愁系あり、浮遊系あり、クラシック系あり、さまざまな時代ありのさまざまな表情。
 さらに楽曲ごとに編成を変えた多彩な音。
 ピアノトリオ+ギター+パーカッションのオーソックスな編成あり、ピアノソロあり、管楽器、あるいはギターを前面に出した構成あり、木管、あるいはヴォーカルとピアノのDuoあり、弾き語りあり。
 そんなさまざまな演奏の中を突っ走り転げまわり、ときに漂う、クラシックテイストが混ざる明るく軽快なジャズピアノ。
 漂ったり零れ落ちたりしそうな繊細さと、疾走が交錯する音。
 上品なようでどこかぶっ飛んだような、落ち着きそうで落ち着かない、不思議な色合い。
 この人の音楽はいつもそんな感じでしょうかね。
 ブラジリアンミュージックをやってもまた然り。
 あのMônica Salmasoも一曲に参加、スモーキーでミステリアスな声と、漂うようなミステリアスなピアノとのDuo。
 などなど含めて、お洒落なような不思議なような、なんだかんだで洗練されたサウンド。
 なるほど、確かにイタリアンなブラジリアンミュージック。




posted by H.A.


【Disc Review】“Belo Horizonte” (2013-2018) Toninho Horta & Orquestra Fantasma

“Belo Horizonte” (2013-2018) Toninho Horta & Orquestra Fantasma

Toninho Horta (guitars, voice)
Andre Dequech (keyboards) Yuri Popoff (bass, voice) Esdra Nenem Ferreira (drums) Robertinho Silva (Percussion) Lena Horta (flute, voice) 
Nivaldo Ornelas (tenor sax) Breno Mendonca (soprano sax) Wagner Souza (trumpet, flugelhorn) Pedr Aristides, Joao Machala (trombone)
Juarez Mareira (guitar) Rudi Berger (violin) William Galison (harmonica)
Lisa Ono, Joyce, João Bosco, Deular Andrade, Carla Vilar, Tadeu Franco, Coral Mater Ecclesiae, Samuel Victor, Freitas Ferreira (voice)


 Toninho Hortaの2019年リリース作品。
 コンボ編成+αで時間を掛けて制作された様子のセルフカバー集と新曲集のたっぷりCD二枚組。
 全編、あの柔らかでさり気ない浮遊感たっぷりのブラジリアンフュージョン~ポップス。
 ピアノトリオ、パーカッション、フルートに自身のギターのオーソドックスな編成をベースに、楽曲ごとに管楽器、ストリングス、コーラス、ゲストボーカリストなどが加わる、あるいは人数を絞る、これまたオーソドックスなMPB作品の構成。
 一枚目のセルフカバー集は、ボーカル曲中心。
 “Durango Kid”から始まり、 小野リサが歌う“Beijo Partido”、Joyce, João Boscoの参加が一曲ずつ、などなど。
 “Moonstone” (1989)あたりの雰囲気、スッキリしたコンボ演奏を中心に、柔らかな歌、あの丸いクリーントーンのエレキギターもたっぷり。
 いかにもあの時代のMPB、ブラジリアンフュージョンっぽい感じなのですが、柔らかな空気感、しなやかなビートがとても心地いい、極めて上質な定番サウンド。
 CD二枚目は新曲、インスツルメンタル中心。
 明るいのだけどもどこか陰のある、そしてどこか懐かしいSaudadeな演奏揃い。
 Orquestra Fantasmaはデビュー作"Terra dos Pássaros" (1979)のバンド名のようです。
 それを意識したのかどうか、少々顔を出すファズが掛かったサイケなギターやらエレピやらを含めて、あの時代の空気感もちらほら。
 かといって過剰ではない、スッキリした今風の音。
 所々で聞かれる静かにヒタヒタと迫るビート、柔らかなギター、スキャットヴォイス、メロディの動きは、あの時期のPat Methenyへの影響がまるっと見える音。
 Patさんは変わりましたが、Toninhoさんは変わりません。
 それがカッコいい。
 全部含めて、ノスタルジーとか何とかを超えた、とても素敵で心地よい今の音。





posted by H.A.

【Disc Review】“Aguasilabas” (2019) Sebastian Macchi Trio

“Aguasilabas” (2019) Sebastian Macchi Trio

Sebastián Macchi (voice, piano, rodhes, guitar)
Carlos Aguirre (fretless bass, voice) Gonzalo Díaz (drums, percusion, glockenspiel, voice)

AGUASILABAS
SEBASTIAN MACCHI TRIO
bar buenos aires
2019-09-27


 アルゼンチンのシンガーソングライター、あるいはピアニストSebastián Macchiの現代フォルクローレ。
 Carlos Aguirre のレーベルShagradamedraから。
 オーソドックスなピアノトリオ編成を中心にボーカルを載せた歌物中心、Carlos Aguirreがベースを担当。
 ゆったりとしたテンポ、フワフワとしたフォルクローレベースのビートに、優しく哀し気なメロディ、繊細な音使い。
 CD一枚、全13曲、全編それ。
 とても繊細なCarlos Aguirreの音楽を、さらに繊細にしたような音。
 零れ落ちるような美しいピアノと儚げな声。
 疾走する場面はなく、強い浮遊感を纏いつつ、淡々と音楽は進みます。
 河沿いミュージックなんて言葉があるようですが、確かに水が流れていくような、ときおり川面がきらめいているような、木漏れ日のような音。
 景色は緩やかに移ろっていきます。
 少しビートが上がっても、その強いビートを包み込むようなこれまた繊細な歌声。
 全曲少し哀し気な表情のキャッチーなメロディ。
 いろんな構成、いろんなメロディが揃っていて、楽曲ごとに表情は異なるのですが、どこを切り取ってもセンチメンタルにならざるを得ない音の動き。
 それでいて沈痛さや深い哀しみとは距離のある、淡いセンチメンタリズム、どこか懐かしい空気感。
 あくまで前向きな音。
 本家本元、南米のSaudade、その現代の音。
 名作“Luz de agua” (2005)に並ぶ名作。




posted by H.A.

【Disc Review】“Life Of” (2018) Steve Tibbetts

“Life Of” (2018) Steve Tibbetts

Steve Tibbetts (Guitar, Piano)
Marc Anderson (Percussion, Drums) Michelle Kinney (Cello, Pipe)

Life Of
Steve Tibbetts
Ecm
2018-05-18


 Steve Tibbetts、2018年作。
 とても静かなギターミュージック。
 サポートはパーカッションにチェロ、そして本人によるピアノ。
 全編遠い所から聞こえてくるような幽玄な音。
 強いビート、先端ロックはもとより、電子音が飛び交う場面、フォーキーなストロークの場面もありません。
 揺らぎを伴いながら静かに爪弾かれるアコースティックギター。
 それを中心として、さまざまな柔らかな音が複雑に絡み合う、とても繊細な音。
 ピアノとパンの音の区別さえつきづらい、背景で鳴るチェロ等の音にも気づかない、ギターを含めて、音を発するもの全てが一体となったような、曖昧で幻想的な時間。
 全体の質感は無国籍ですが、その繊細な音の動き、もの哀しげで同じく繊細なメロディ、奥に何歩か下がった感じ、曖昧なようでどこかしら凛とした空気感には、日本的な色合いを感じます。
 さながら、侘び寂び、といった感じ。
 夢と現の狭間、夢寄り。
 あるいは瞑想へと誘う音。
 とても心地よい時間。
 尖端サウンド“Steve Tibbetts” ‎(1977)から約40年。
 たどり着いた先はとても静かで落ち着いた場所のようです。
 今は。


 

posted by H.A.

【Disc Review】“Natural Causes” (2010) Steve Tibbetts

“Natural Causes” (2010) Steve Tibbetts

Steve Tibbetts (Guitars, Piano, Kalimba, Bouzouki)
Marc Anderson (Percussion, Steel Drums, Gong)

Natural Causes
Steve Tibbetts
Ecm Records
2010-06-15


 Steve Tibbetts、2010年作。
 ゲストの参加はなく、““Northern Song” (1982)のDuoでの制作。
 “The Fall of Us All” (1994)や“A Man About a Horse” (2002)のような激しさはなく、“Northern Song” (1982)に回帰したような静かで落ち着いた音。
 強く揺らぐ空間。
 幾重にもオーバーダビングされたカラフルな音、ギターに加えてシタールな感じのブズーキ、カリンバ、スチールドラムなどなど、さまざまな音が柔らかに交錯する強烈な浮遊感。
 哀しげにも安らかにも聞こえる、優しい音の流れ、曖昧で淡いメロディ。
 それらを含めて、全体を包み込む淡い色合いの景色は、グラデ―ションを描きながら次々と変わっていきます。
 インドなのかチベットなのかインドネシアなのか、どこかよくわからないアジアらしい、かといってエスニックが前面に出た感じでもない、微妙な微妙な空気感。
 文字通りのフュージョンミュージック。
 いかにもECMな上品なリバーブに包まれ、夢現が混然としたような音の流れが続きます。
 とても静かで懐かしい、それでいて洗練された、心地よい時間。
 再びとても静かな世界、極上のトリップミュージック。

※遠くない時期の読経?入りセッションから。


posted by H.A.


【Disc Review】“A Man About a Horse” (2002) Steve Tibbetts

“A Man About a Horse” (2002) Steve Tibbetts

Steve Tibbetts (Guitars, Percussion)
Marc Anderson, Marcus Wise (Percussion) Jim Anton (Bass)

Man About a Horse
Steve Tibbetts
Ecm Records
2002-08-06


 Steve Tibbetts、2002年作。
 “Northern Song” (1982) の静かな音ではなく、“The Fall of Us All” (1994)などのハードな混沌系。
 エスニックなパーカッションとスペーシーな電子音が作る幻想的な空間。
 その中を泳ぐようなアコースティックギターは、さながら儀式の静かな幕開け。
 そして鳴り響き始める妖しいパーカッションと凶悪なエレキギター。
 無秩序な混沌はありません。
 一定のビートを伴いながら鳴り続けるパーカッションと、さまざま音の絡み合いが頭の中をかき回すような、やはり混沌。
 そしてそれらが引き起こす高揚感、陶酔感。
 これは危ない。
 決して速いビートばかりではなく、大音量でもないことがかえって怖い。
 集中して聞いてしまうと、自分がどこにいるのかわからなくなりそう。
 そんな危険な香りたっぷりのトリップミュージック。
 そして最後につま弾かれるアコースティックギターの響き。
 さて、この危ない儀式の後に訪れるのは安らぎなのでしょうか。
 それとも・・・

※1977年のアルバムから。


posted by H.A.

【Disc Review】“The Fall of Us All” (1994) Steve Tibbetts

“The Fall of Us All” (1994) Steve Tibbetts

Steve Tibbetts (Guitar, Percussion, Turntables)
Marc Anderson (Congas, Steel Drums, Percussion) Eric Anderson, Jim Anton (Bass) Mike Olson (Synthesizer) Marcus Wise (Tabla) Claudia Schmidt, Rhea Valentine (Voice)

Fall of Us All
Steve Tibbetts
Ecm Records
1994-02-15


 Steve Tibbetts、アフロな先端ミュージック、ド激しい系。
 パーカッション、シンセサイザー、その他諸々の厚めの音と強いビート。
 同じくECM制作、静かな“Northern Song” (1982)などとは、清々しいまでに印象が異なる演奏。
 洪水のようなアフロなパーカッションの激しいビート、強烈なグルーヴ。
 ディストーションが効いたズルズルグチョグチョギュインギュインなハードロックギター。
 “Khmer” (1996-1997) Nils Petter Molvær、あるいは”The Way Up” (2003,2004) Pat Metheny Groupの一場面を想い起すようなハードネスとダークネス。
 それらよりもはるかにはるかに、激烈、混沌、凶悪。
 シンセサイザーが唸りを上げ、スぺーシーではあるのですが、そんな表現は生易しいド激しい系。
 ECMに参画する前の“Steve Tibbetts” ‎(1977)からすれば、これも本来の姿なのでしょう。
 ビートが落ち着き、アコースティックギター中心のサウンド、静かで幻想的なスチールパンの響きが心地よい場面などもあるのですが、熱は落ちず、気がつけばまた激しい熱狂の渦。
 超弩級に激しい幻想。
 頭の中をかき混ぜられるようなサウンド。
 “Northern Song” (1982)あたりから来た人からすれば仰天でしょうが、ハイテンションで激しい系の先端サウンドをお求めの向きにはたまらない一作なのでしょう。
 こりゃスゲーや。

※これよりも激しい。
 

posted by H.A.


【Disc Review】“Big Map Idea” (1989) Steve Tibbetts

“Big Map Idea” (1989) Steve Tibbetts

Steve Tibbetts (Guitar, Kalimba, Dobro, Pianolin, Tape)
Marc Anderson (Congas, Steel Drums, Percussion, Berimbau) Michelle Kinney (Cello) Marcus Wise (Tabla)

Big Map Idea
Steve Tibbetts
Ecm Import
2001-05-08


 Steve Tibbetts、静かなギターミュージック。
 パーカッションに加えて、スチールパン、チェロ、タブラなどが彩りを加える編成。
 “Northern Song” (1982)と同じ線ですが、電子的な音は抑えられ、多彩な生楽器の絡み合いが中心。
 抑制された淡々としたビート、強い揺らぎと浮遊感の時間。
 タブラやコンガがビートを作り、スチールパン、カリンバ、ビリンボウといったエスニックな音があちらこちらから聞こえてきます。
 が、それらの楽器の国籍の色合いは強くはありません。
 静かなビートとアコースティックギターが先導する、あくまで無国籍なフュージョンサウンド。
 不思議感120%ですが、キャッチーとまではいかないまでも、アメリカンなポピュラーミュージックを経たのであろう、わかりやすい楽曲。
 いつあの超弩級激烈型に転移するのか身構えていても、幸か不幸か、その場面は来ません。
 靄が掛かったような空間の中で、わかりやすい音の流れが明確に見えたり隠れたりしつつ、淡い時間が流れていきます。
 そこはかとない哀愁に包まれつつも、暗くはない、難解でも深刻でもありません。 “Northern Song” (1982)よりも湿度感は少し高め、
 これまた、どこかよくわからない心地よい場所へのトリップミュージック。

※音のイメージは少し違いますが。


posted by H.A.



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