が、類似の諸作と一味違うのがマーゴット・ロビー扮するハーレイ・クイン。
元々狙っていたのか結果的にそうなったのかはわかりませんが、主役?ウィル・スミス?あ、出てたっけ・・・ってな感じの強烈な存在感。
・・・ってな野暮な話はヌキ。
posted by H.A.
“If Grief Could Wait” (2010)Giovanna Pessi / Susanna Wallumrød
Giovanna Pessi (Baroque Harp) Susanna K. Wallumrød (Voice)
Marco Ambrosini (Nyckelharpa) Jane Achtman (Viola da Gamba)
スイスの女性ハープ奏者Giovanna Pessi、ノルウェーの女性ボーカリストSusanna Wallumrødの共同リーダー作。
Duoを中心として、バイオリンの前身のようなNyckelharpa、チェロのようなViola da Gambaを加えたクラシック寄りの作品。
バロック時代の英国人Henry Purcell、Leonard Cohenの楽曲が中心。
Giovanna Pessi は“The Zoo Is Far” (2006) Christian Wallumrod Ensembleに参加していた人、Susanna Wallumrød はChristian Wallumrod の妹さんのようです。
Christian Wallumrod諸作と沈んだ感じは同様ですが、楽曲が明確な分、摩訶不思議感はありません。
静かで沈んだクラシックミュージック・・・ですが、ポップス的なムードもあるのはSusanna Wallumrødの声、歌ゆえでしょうか。
いかにもECMな少し乾いた感じ、サラリとした質感のヴォイス。
響きが抑えられたとても美しい音の古楽器系の弦楽器が織り成す上品で穏やかな音を背景にした、そんなヴォイス。
教会系音楽なのかもしれませんがフォーキーな空気感が勝ります。
哀し気でどこか懐かし気なEuropean、あるいはBritish Saudadeな音。
部屋の空気を浄化する音。
“Absence” (2017) Kristjan Randalu
“Eight Winds” (2015) Sokratis Sinopoulos
Sokratis Sinopoulos (lyra)
Yann Keerim (piano) Dimitris Tsekouras (bass) Dimitris Emanouil (drums)
“Mette Henriette” (2015) Mette Henriette
Bill Frisell、ソロギター作品。
前作はECM復帰のライブ録音“Small Town” (2016)だと思いますが、本作は別のレーベルから。
完全なソロ作品は“Ghost Town” (2000)以来でしょうか?
短めの演奏で構成された全16曲のオリジナル曲。
とても静かで穏やか。
かつての深刻系や強烈な違和感のメロディはなく、ハードロックなギターもほんの少々のみ。
また、たっぷりのリバーブを効かせてボリュームペダルを多用してフワフワと・・・といった感じも薄らぎ、ソリッドでシンプルになった音。
淡々と進む音。
ジャズでもロックでもブルースでもフォークでもカントリーでもない、それらが交錯する音。
個々のジャンルの色合いが薄くなり、長い年月をかけて溶け合い熟成されたようにも感じます。
かつてECMで録音された“In Line”、”Rambler”、”Monica Jane”といった楽曲たちも表情を変え、熟成、あるいは枯淡の味わい。
全編に流れる懐かし気で穏やかな空気感はAmerican Saudade。
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